“108年ぶり優勝”が話題のカブス。欧州サッカーの「長すぎる戴冠待ち」は何年?

2016年11月03日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

チェルシーは49年間、優勝から遠ざかっていた。

108年ぶりのワールドチャンピオンに輝いたカブス。日本人の川崎宗則もベンチでチームを鼓舞し、歴史的戴冠を支えた。(C)Getty Images

 MLBのシカゴ・カブスがクリーブランド・インディアンスとのワールドシリーズを4勝3敗で制し、1908年以来、実に108年ぶりの優勝を果たした。
 
 107年間タイトルから遠ざかっていたカブス。では、欧州の主要サッカーリーグで、最後の優勝から次の優勝まで最も長い「優勝待ちの空白期間」は何年だろう?
 
 イングランドではプレストン・ノースエンド(現在2部)が125年間、トップリーグ優勝から遠ざかっている。(二度の大戦によるリーグ中断期間も含む)。1888年にスタートしたイングランド国内リーグを初年度から2連覇した古豪は、それ以降、優勝がない。
 
 1961年に2部に降格したプレストンは、それから一度もトップリーグへの昇格を果たせず現在に至っており、空白期間はさらに延びて行くはずだ。
 
 ちなみに、カブスの前回優勝と同じ1908年に国内リーグ初優勝を果たしたマンチェスター・ユナイテッドは、この108年間で国内最多となる20回のリーグ優勝を重ねているが、1911年の2度目の優勝の後は40年の空白期間を経験している。
 
 また、マンチェスター・シティは2011-12シーズンの優勝まで43年間、チェルシーは2004-05シーズンの優勝まで49年間、リーグ優勝から遠ざかっていた。
 
 イタリアでは国内制覇7度の実績を誇る古豪プロ・ヴェルチェッリが長く主要タイトルから遠ざかる。1921-22シーズンを最後に、実に95年もトップリーグ優勝とは縁がない。
 
 現在もセリエBに沈んでいるプロ・ヴェルチェッリは、プレストンと同じく、このまましばらくメジャータイトルの空白期間が続きそうだ。
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