【J1採点&寸評】新潟×広島|新潟は低調な出来も紙一重で残留。得点王に輝く一撃を決めた助っ人をMOMに選出

2016年11月03日 小田智史(サッカーダイジェスト)

新潟――5バックを敷き、何とか最少失点で切り抜けたが…。

【警告】新潟=なし 広島=塩谷(35分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】ピーター・ウタカ(広島)

[J1第2ステージ17節]新潟0-1広島/11月3日/デンカS
 
【チーム採点・寸評】
新潟 5
5バックを敷き、守備をベースにカウンターを狙う戦術を採用。その反動で、新潟が本来大切にするアグレッシブさは影を潜め、見せ場なく敗戦を喫した。大目標であるJ1残留を果たした点は評価すべきだが、内容に見るべきものはなかった。

【新潟 0-1 広島 PHOTO】ホーム最終戦を飾れずも13年連続のJ1残留を決める!

【新潟|採点・寸評】
GK
21 守田達弥 5.5
終了間際のA・ロペスのシュートは横っ飛びでセーブするも、悔やまれるのは脇下を抜かれて失点したシーン。DFと連係してコースを制限していれば、防げる可能性は広がったか。
 
DF
3 増田繁人 5.5
P・ウタカと肉弾戦を展開。ピッチに打ち付けられながら、身体を張った守備を見せた。36分にセットプレーから惜しい場面を作ったが、わずかに足が届かなかった。
 
7 コルテース 5.5
簡単にボールを取りに行く傾向があり、攻守に連動性を欠いた印象。積極的に攻めて来なかった広島に救われたと言ってもいいだろう。
 
24 西村竜馬 5.5
4試合連続出場。状況判断が遅く、カウンターを食らいそうになる場面もあったものの、80分にはP・ウタカのシュートを間一髪掻き出して何とか最少失点で切り抜けた。
 
27 松原 健 5.5
加藤とコミュニケーションを取りながら守備網を形成。攻撃に出たい気持ちをグッとこらえ、時には逆サイドまでカバーする献身性を見せたが、恐さは半減した。
 
MF
6 小林裕紀 5
17分、相手GKがわずかに前に出た隙を狙ってロングシュートにトライ。キャプテンとして懸命にチームを鼓舞したが、試合展開は変えられなかった。
 
13 加藤 大 5.5
対面の清水を警戒し、最終ラインに加わってプレー。ピッチを幅広く駆け回り、セットプレーでもキックの精度はまずまずだったが、決定的な場面は作れなかった。
 
25 小泉 慶 5.5
攻守の切り替えが早く、一気にギアを上げてチームに勢いをもたらす。ただ、中盤でもっとボール奪取の回数を増やし、攻撃に転じたかった。
 
26 端山 豪 5(68分OUT)
周囲とのイメージのズレとボールコントロールのミスから、サイドを有効活用できず。前に出て行っても、フィジカルで勝る塩谷の前に成す術なく屈してしまった。

次ページ新潟――成岡が痛恨のパスミスであっさり先制点を献上。

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