リバプールFWが今シーズン絶望の大怪我…。クロップは「強くなって戻ってきてほしい」とエール

2016年11月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

昨シーズンも棒に振ったイングスを襲った悲劇。

靭帯の断裂から実戦復帰する段階にまで回復していただけに、今回の故障はイングスにとって過酷な現実だ。 (C) Getty Images

 現地時間11月2日、リバプールはイングランド代表FWのダニー・イングスが右膝の怪我で7か月から9か月間離脱することを発表。今シーズン中の復帰は絶望的だ。
 
 イングスは10月26日に行なわれたリーグカップのトッテナム戦で、相手選手と接触した際に右膝を負傷。ロンドンで膝の専門医であるアンディ・ウィリアムス氏の検診を受けて、軟骨を摘出する手術を行なうことが決まったという。
 
 昨夏にバーンリーからリバプールに加入したイングスは、昨年10月にも左膝の前十字靭帯を断裂してしまい、入団初年度を棒に振っていた。その後、懸命なリハビリの成果もあってピッチに復帰したイングスを再び悲劇が襲った格好だ。
 
 イングスについてユルゲン・クロップ監督は「我々にとって"打ちひしがれている"というのは控えめな表現だ。彼はそれくらい偉大な男だし、幸運に値するくらい一生懸命に取り組んでいた」と自身の心境を明かした。
 
 またドイツ人指揮官は、「ダニーが怪我をしてしまったのは、チームのために勇敢にタックルにいった結果で、それが彼の個性なんだ。その個性は同時に彼がもう一度、強くなって戻ってくるということを意味している」と、イングスの精神力が復活を呼び込むことを期待した。
 
 さらに、「私は7か月から9か月の間、ダニーが休むと聞いている。身体的にも、精神的にも強くなって戻ってきてほしい。彼が万全で戻ってこれるように最善の処置を受けてもらいたいね」と語り、復活へサポートしていくことも約束した。
 
 指揮官からも強い期待を寄せられたイングス。ピッチ復帰は来シーズンになりそうだが、バーンリー時代の14-15シーズンに11ゴールを挙げた得点感覚をリバプールで見られる日をクラブもサポーターも待ち望んでいるに違いない。
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