【J1展望】福岡×柏|U-19アジア選手権無失点優勝の立役者が早くもピッチに立つ!?

2016年11月02日 サッカーダイジェスト編集部

福岡――原点に立ち戻って戦えるか。

【故障者】福岡=中原、為田、實藤 柏=D・オリヴェイラ、茨田、今井
【出場停止】福岡=なし 柏=なし

J1リーグ・2ndステージ17
アビスパ福岡 – 柏レイソル
11月3日(木)/13:30/レベルファイブスタジアム
 
アビスパ福岡
2ndステージ成績(16節終了時):18位 勝点8 2勝2分12敗 15得点・37失点
年間成績(33試合終了時):18位 勝点19 4勝7分22敗 26得点・62失点
 
【最新チーム事情】
●前節の広島戦で途中交代した城後は別メニュー調整ながらも、「最終戦は大丈夫。行ける」と力強く宣言。今シーズン最終戦でも豪快なプレーを見せてくれそうだ。
●長期休養を余儀なくされている中原貴之、實藤友紀らを除き、怪我人が続々復帰。ホーム最終戦に向けての調整は、順調に進んでいる。
●U-19アジア選手権から冨安健洋が帰国。優勝の喜びを口にしながらも、「最終メンバーに選ばれなければ意味がない。しっかり準備したい」とコメント。心は既に、U-20ワールドカップに向かっている。
 
【担当記者の視点】
 強豪相手に、それなりの試合をしながら、肝心なところで隙を見せて、簡単に失点する。16節の広島戦は、今シーズンの福岡を象徴するかのような試合。試合後のミックスゾーンに現われた選手たちの表情は、さすがに厳しいものがあった。しかし、このままで終わるわけにはいかない。井原監督は、次のように話し、最終戦勝利に向けて選手たちに檄を飛ばしている。
 
「最後に意地を見せると言いながらズルズルと連敗している。最終戦はホームゲーム。白星で終わることで、少しでも感謝の気持ちを表わさないといけない。我々の責任として、最後に、ファン、サポーターのみなさんと一緒に、勝利の喜びを分かち合えるようなゲームがしたい」
 
 中4日で迎える試合で、これまでのサッカーが大幅に変わるわけではない。いまの福岡に求められているのは、走ること、局面の争いで戦うこと、1対1で負けないこと。あれこれ考える前に、まずはサッカーの原点に立ち戻って戦えるかどうかが問われている。
 
「上手くいかないから負けて終わるのと、相手に立ち向かって、自分たちがやれることをやって終わるのでは全然違う。現状から逃げずに、みんなでしっかりと受け止めて戦うしかない」と話すのは三門雄大。泣いても、笑っても、今シーズンに残された試合は1試合だけ。自分たちのすべて力を、ファン、サポーターに届けるつもりだ。

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