ミラン、ボナベントゥーラのFK弾とドンナルンマの好守で辛くも勝利! 本田は出番なし

2016年10月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

序盤から攻守の入れ替わりが激しい展開に。

49分、ボナベントゥーラがジャンプした壁の下を通す見事な直接FKを決める。これが決勝点となった。(C)Getty Images

 現地時間10月30日、ミラノのサン・シーロでセリエA11節のミラン対ペスカーラ戦が開催された。
 
 前節のジェノア戦で0-3の惨敗を喫した4位ミランは、ターンオーバーで起用していたポーリと本田を再びベンチに戻してアバーテとスソが先発に復帰。さらに出場停止のパレッタに代わってゴメスをCB、クツカに代えてソサを右インサイドハーフで起用した。
 
 一方、ミランOBのオッド監督が率いる17位のペスカーラは、ギュンベールを怪我、カンパニャーロを出場停止で欠き、代役としてコーダとフォルナシエールがCBに起用された。
 
 攻守が激しく入れ替わるオープンな展開の中、最初の決定機を掴んだのはミラン。17分、スソの斜めのクロスにバッカが飛び込むも、惜しくもボレーのタイミングが合わなかった。バッカは28分にもスルーパスからゴール前で好機を掴むも、こちらも良い形でフィニッシュできなかった。
 
 ミランは35分にFKのこぼれ球をデ・シリオがボレーするも相手GKの好セーブ、43分にスソのクロスからニアングが頭で合わせるもポストに阻まれる。結局はスコアレスドローでハーフタイムを迎えた。
 
 しかしミランは、後半早々の49分についに先制。ペナルティーエリア手前から直接FKのチャンスを得ると、ボナベントゥーラがジャンプした壁の下を通す見事な一撃を沈めた。
 
 ペスカーラは50分にベナリがゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定で取り消し。逆にミランは直後の51分にはニアングのクロスからバッカが飛び込むも、シュートは惜しくもポストに弾かれた。
 
 55分にはペスカーラにアクシデント。ゴール前のクロスに飛び込んだメムシャイとアクイラーニが味方同士で衝突し、前者は頭に包帯を巻いて何とか復帰したが、後者はプレー続行不可能になってクリスタンテとの交代を余儀なくされた。
 
 ミランは62分にニアングに代えてパシャリチを投入。今夏にチェルシーから加入したクロアチア代表MFはついに嬉しいセリエAデビューを飾った。直後の63分にはメムシャイにミドルとヘディングで連続して決定機を与えるが、いずれもGKドンナルンマがスーパーセーブで防いだ。
 
 ミランは68分にソサをクツカに交代させ、77分にはスソの好クロスをパシャリッチが頭で合わせるも失敗。直後には投入されたばかりのマナイにゴールネットを揺らされたが、オフサイドトラップが成功して得点は取り消された。
 
 ミランは84分にバッカを下げてL・アドリアーノを投入。交代枠を使い切り、この時点で本田の出番はなくなった。
 
 ペスカーラの衝突事故もあってインジュリータイムは7分間もある中、1対1だった93分のシーンを含めてドンナルンマが好セーブを連発。ミランがなんとか1-0で逃げ切って2試合ぶりの勝利を挙げた。
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