ドリブルはメッシ級!? リヨンの逸材をR・マドリーやユーベ、アーセナルなどが争奪!

2016年10月29日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「正直言って驚いたよ。彼のテクニックはずば抜けている」

今年9月には約1年ぶりにフランス代表に招集されるなど、フェキルは徐々に調子を上げてきている。(C)Getty Images

 フランス産の若き注目株は、A・マドリーのアントワーヌ・グリエーズマンやマンチェスター・Uのポール・ポグバだけではない。ふたりに勝るとも劣らないポテンシャルの持ち主が、リヨンに所属する23歳のMF、ナビル・フェキルだ。
 
 同クラブの下部組織で育ったアタッカーは、13年8月に20歳でトップデビュー。翌14-15シーズンには13得点・9アシストと出色のパフォーマンスを披露し、リーグ・アンの年間最優秀若手選手賞に輝いた。
 
 順風満帆なキャリアを過ごすなか、不運に見舞われたのが昨年9月。フランス代表の試合で右膝の前十字靭帯を断裂してしまったのだ。それでも懸命なリハビリの末、今年4月にようやく復帰。往時のキレを徐々に取り戻し始めている。
 
 フェキルの最大の持ち味が、ドリブルだ。今シーズンのサンテティエンヌ戦(リーグ・アン8節)では縦に鋭い突破で右サイドを切り裂き、ゴールをお膳立てした。また、左足から繰り出す正確かつパワフルなシュート、ゴール前の落ち着きも特筆に値する。
 
「正直言って驚いたよ。彼のテクニックはずば抜けている」(ジネディーヌ・ジダン/R・マドリー監督)
 
「フェキルは大きなポテンシャルを秘めているね。万能型の彼がいると、攻撃に幅が生まれる」(ディディエ・デシャン/フランス代表監督)
 
「ひとたびピッチに立てば、簡単に違いを作り出してしまう。彼のステップはメッシそのものだ」(ロラン・コシエルニー/アーセナル)
 
 母国のレジェンドやチームメイトから激賞されるフェキル。今夏の段階からR・マドリー、ユベントス、アーセナル、インテル、ウェストハムなどのチェックリストに入っている模様で、早ければ冬、遅くとも来夏にはビッグクラブにステップアップする可能性が高そうだ。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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