たしかにアルベルティ―ニとの共通点は多い。
豪快な決勝ゴールでユーベ撃破の立役者となった18歳のロカテッリ。1歳下のドンナルンマに続いてミランにまた一人頼もしい若手が台頭してきた。写真:Alberto LINGRIA
10月23日のミラン対ユベントス戦(セリエA9節)でヒーローになったのが、プロ2年目の新星マヌエル・ロカテッリだ。
怪我で長期離脱中の主将リッカルド・モントリーボに代わって3セントラルMFの中央で先発した18歳のMFは、シンプルなパス捌きを見せながら、出足の良いパスカットや身体を張ったタックルなど守備でも貢献。そして、65分にはタイミング良くペナルティーエリア内に走り込んでスソからのパスを受けると、右足で弾丸ライナーの豪快ゴールを叩き込む。ミランはこの虎の子の1点を守り切り、絶対王者ユーベから実に4年ぶりの勝利を飾った。
名手ジャンルイジ・ブッフォンの牙城を破ったこの一撃は、ミランにおける「対ユーベ戦ゴール」の最年少記録で史上2位(18歳と9か月14日)。1位はファンタジスタの始祖とも言われる伝説的選手のジャンニ・リベーラで、1960年11月6日に17歳2か月19日で得点を奪っている。
そのリベーラを含めて、1990年代のミラン黄金期を支えたデメトリオ・アルベルティ―ニ、歴代屈指のレジスタであるアンドレア・ピルロ(現NYシティ)など、最近の大活躍を受けて様々なレジェンドと比較されているロカテッリだが、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は「アルベルティ―ニと運命付けられるのも分かるよ」とコメント。ミランの下部組織出身、十代でのトップチームデビュー、そして攻撃のみならず守備でも貢献できるプレースタイルとたしかに共通点は多い。
そんなアルベルティ―ニは、『ラ・スタンパ』紙で後輩ロカテッリについてこう語っている。
「誰かの後継者という比較論は常にあるものだね。たしかにポジションは同じだけど、私はゴールよりもアシストが得意だったから、ちょっと違うかな。(ロカテッリのほうが年齢的に早くレギュラーに定着しつつあることについては)当時のミランは偉大なカンピオーネ(名手)だらけの伝説的なチームだったから、私は18歳でポジションを奪うことができなかった。いまのミランはチーム再構築の途中で、だからこそロカテッリにもチャンスが巡ってきたね。経験は何事にも代えがたい成長促進剤になる。このまま頑張ってほしいよ」
10月26日のジェノア戦(セリエA10節)でもスタメン起用が濃厚と見られるロカテッリ。ミランの新星に引き続き注目だ。
怪我で長期離脱中の主将リッカルド・モントリーボに代わって3セントラルMFの中央で先発した18歳のMFは、シンプルなパス捌きを見せながら、出足の良いパスカットや身体を張ったタックルなど守備でも貢献。そして、65分にはタイミング良くペナルティーエリア内に走り込んでスソからのパスを受けると、右足で弾丸ライナーの豪快ゴールを叩き込む。ミランはこの虎の子の1点を守り切り、絶対王者ユーベから実に4年ぶりの勝利を飾った。
名手ジャンルイジ・ブッフォンの牙城を破ったこの一撃は、ミランにおける「対ユーベ戦ゴール」の最年少記録で史上2位(18歳と9か月14日)。1位はファンタジスタの始祖とも言われる伝説的選手のジャンニ・リベーラで、1960年11月6日に17歳2か月19日で得点を奪っている。
そのリベーラを含めて、1990年代のミラン黄金期を支えたデメトリオ・アルベルティ―ニ、歴代屈指のレジスタであるアンドレア・ピルロ(現NYシティ)など、最近の大活躍を受けて様々なレジェンドと比較されているロカテッリだが、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は「アルベルティ―ニと運命付けられるのも分かるよ」とコメント。ミランの下部組織出身、十代でのトップチームデビュー、そして攻撃のみならず守備でも貢献できるプレースタイルとたしかに共通点は多い。
そんなアルベルティ―ニは、『ラ・スタンパ』紙で後輩ロカテッリについてこう語っている。
「誰かの後継者という比較論は常にあるものだね。たしかにポジションは同じだけど、私はゴールよりもアシストが得意だったから、ちょっと違うかな。(ロカテッリのほうが年齢的に早くレギュラーに定着しつつあることについては)当時のミランは偉大なカンピオーネ(名手)だらけの伝説的なチームだったから、私は18歳でポジションを奪うことができなかった。いまのミランはチーム再構築の途中で、だからこそロカテッリにもチャンスが巡ってきたね。経験は何事にも代えがたい成長促進剤になる。このまま頑張ってほしいよ」
10月26日のジェノア戦(セリエA10節)でもスタメン起用が濃厚と見られるロカテッリ。ミランの新星に引き続き注目だ。