「おとり取材」で失脚のアラダイスが再就職か。 手を差し伸べるのは?

2016年10月20日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

中国資本による買収が成立した場合。

失職後、アメリカでの挑戦も示唆していたアラダイスへのオファーを模索しているのは、意外とも言うべきクラブだった。 (C) Getty Images

 新聞のおとり取材にひっかかり、不適切発言を繰り返してイングランド代表の監督を事実上解任されたサム・アラダイスに、監督復帰の可能性が浮上している。
 
 可能性が取り沙汰されているのは、8節を終えたプレミアリーグで最下位に沈むサンダーランドで、アラダイスにとっては代表監督に就任する今年7月まで率いていた古巣。
 
 サンダーランドは、現在、中国の投資グループがクラブ買収に乗り出しており、買収が成立した場合、その中国の新オーナーはここまで未勝利と結果が出ないデイビッド・モイーズ現監督を解任、アラダイスを再招聘してチーム再建を託すプランを計画しているという。『サン』紙が伝えている。
 
 アラダイスは昨シーズン序盤の10月、これも8節まで未勝利と苦戦を続けていたサンダーランドの監督に途中就任すると、15節からの5連敗など苦難を乗り越えてチームを掌握。3月以降はわずか1敗と見事に立て直して17位で残留に導いた。
 
 15ゴールを挙げて昨シーズンの残留に貢献したエースのジャーメイン・デフォーは、アラダイス退任後、「チームは後退している」と嘆いていた。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事