【CLバルサ 4-0 マンC|採点&寸評】メッシが文句なしのMOM! ペップの「アグエロ外し」は失敗…

2016年10月20日 豊福晋

マスチェラーノは不慣れな右SBで輝きを放つ。

S・ロベルトの怪我を受けて、いつものCBではなく右SBを担ったマスチェラーノ(左)。ノリート(右)を完全に抑え込んだ。(C) Getty Images

【バルセロナ|チーム&監督 採点&寸評】
チーム 7.5
ポゼッションに固執せず、中盤で奪ってから前線へ素早く繋ぐというL・エンリケ流の攻め方を徹底。メッシのゴールで先制後、追加点まで時間がかかるも、後半にも狙い通りの形で得点。個のクオリティー、そして戦術的熟成度の差を見せつけた。
 
監督 ルイス・エンリケ 7
マスチェラーノを右SB、好調のウンティティをCBに使う抜擢が大当たり。DF2人を前半にして負傷で失うというアクシデントもあったが何とか乗り切り、狙い通りの形で加点した。ただ、ピケの交代はもっと早く決断すべきだった。
 
【バルセロナ|選手採点&寸評】
[GK]
1 マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン 6.5 
敵アタッカーはゴールキックの際に高い位置からプレスをかけて出しどころを防ぎにくるも、無難に対応。65分に速攻からデ・ブルイネのシュートをビッグセーブした場面では、カンプ・ノウから「テーア・シュテーゲン!」コールが巻き起こる。
 
[DF]
14 ハビエル・マスチェラーノ 6.5
不慣れな右SBで輝きを放つ。メッシの先制点はこのハードワーカーの潰しが起点だった。43分にペナルティーエリア内でノリートとの1対1を冷静にストップした対応も流石だ。
 
3 ジェラール・ピケ 6(39分OUT)
デ・ブルイネとシルバを前にして、ピンチを未然に防ぐ。シルバとの接触で負傷を抱え、足を引きずりながらプレー。38分にはギュンドアンにエリア内で軽くかわされたが、これはむしろ交代が遅すぎた。
 
23 サミュエル・ウンティティ 6.5
フィジカル面の充実を見せたうえ、精度の高いロングパスを通すなど、期待以上のパフォーマンス。相手に寄せられても慌てないメンタルの強さに加え、セットプレーでもチャンスを作るなど、攻守にほぼパーフェクトだった。バルサが探し続けた次代を担うCBをようやく見つけたか。
 
18 ジョルディ・アルバ ―(10分OUT)
代表戦で負った右足の怪我からの復帰戦だったが、今度は左腿を痛めて早々と負傷交代。
 
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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