【日本代表】「オタク気質」で女子アナ事情にも精通? ハリル期待の大型GKシュミット・ダニエルの正体

2016年10月14日 大枝 令

J2から唯一の選出にも、驚きはなし。

今季、仙台から期限付き移籍で松本に加入。恵まれたサイズを生かしたセービングは迫力十分。チームのJ1昇格に向けて不可欠な戦力となっている。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 10月17日から19日にかけ、J-Green堺で日本代表候補のGKトレーニングキャンプが行なわれることになった。選ばれたのは全部で6人。西川周作、東口順昭、林彰洋の常連組に、櫛引政敏、中村航輔のリオ五輪組に加え、驚きの選出となったのがJ2松本のシュミット・ダニエルだ。
 
 身長196センチで、手足の長い24歳。その大柄な体躯をフルに生かし、ハイボール処理で抜群の安定感を誇る。守備範囲が広く、攻撃時にはペナルティエリアを大きく出て最終ラインを押し上げるうえ、確かな足もとの技術でビルドアップにも参加する。
 
 本人にしてみれば、J2から唯一の選出にも驚きはなく、「ここで選ばれなかったら、今後代表に進むことは考えられないと思っていた。選ばれてホッとしている」と、むしろ安堵の表情を浮かべる。
 
 仙台から期限付きで加入した今季の松本では、開幕戦から不動の正GKとして、リーグ戦全試合でゴールマウスを守っている(10月14日時点)。自身は今季の成長点について「特にないです」と笑うものの、J1自動昇格へ熾烈なマッチレースを繰り広げるチームに身を置きながら、安定感を増している印象だ。
 
 獲得に際してラブコールを送った反町康治監督も、「潜在能力はある。(今季の松本では)つまらない失点がなくなった」とそのポテンシャルを高く評価している。
 
 ただし、恵まれたサイズは諸刃の剣でもある。最大の課題は、足もとや股下のシュートストップ。23節・北九州戦や32節・群馬戦などでは、その苦手なコースを通されて失点。反町監督は世界屈指のGKを引き合いに出し、「ああいうボールもノイアー(バイエルン)なら足が出る。それができれば鬼に金棒だ」と奮起を促す。
 
 実際に普段のGK練習でも、そのコースのシュートストップを重点的に行なっているという。試合中は「もっと(前の選手を)走らせないといけない」と盛んにコーチングの声を張り上げ、失点してしまえば全身で悔しさを表現する。
 

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