【EL】武藤が先制ゴール、バロテッリも美弾を披露! インテルは連敗…

2016年09月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

少ない出場時間で3得点の武藤、バロテッリは4試合で5得点。

これまで途中交代から2ゴールを挙げ、今回はスタメンで先制弾。武藤は大きな結果を残した。写真はブンデスリーガ4節のブレーメン戦。 (C) Getty Images

 9月29日(現地時間)、ヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ第2節の全24試合が、欧州各地で行なわれた。
 
 まず日本人選手では、マインツの武藤嘉紀がガバラ(アゼルバイジャン)とのアウェーマッチで先制ゴールをゲット。中央でボールを受けると、DF1人を前に置きながら迷いなく左足を一閃、ゴール右隅に突き刺した。
 
 チームはその後、一度は逆転を許すも、ジョン・コルドバ、交代出場のレビン・エズトゥナリのゴールで再びリードを奪って逃げ切り、勝点3をゲット。武藤は『uefa.com』のプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選出された。
 
 ブンデスリーガではまだスタメン出場がないなど(ELは2試合ともスタメン)、少ない出場時間のなかで、公式戦3ゴール目(ブンデスリーガ2点、EL1点)を挙げた武藤。高い貢献度と存在感を誇っている。
 
 他の選手では、ヤングボーイズの久保裕也、サウサンプトンの吉田麻也、アストラの瀬戸貴幸がスタメンに名を連ね、レッドブル・ザルツブルクの南野拓実は65分から交代出場、インテルの長友佑都はベンチ外となった。
 
 インテルは前節、イスラエルのハポエル・ベエルシェバにサン・シーロで0-2の完封負けを喫して大非難を浴びたが、今節もスパルタ・プラハに1-3の敗北。セリエA第4節でユベントスに土をつけたことで評価が高まっていたが、敵地とはいえ、またも格下相手に失態を演じてしまった。
 
 今節で最も多くのゴールが決まったのは、ロシアのクラスノダールとフランスのニースの一戦。ニースといえばマリオ・バロテッリだが、この試合でも2点ビハインドで迎えた42分、バランスを崩しながらも正確なミートでファインゴールを決めた。
 
 出場4試合で5得点とバロテッリは好調ぶりを見せ付けたが、チームは守備陣が簡単にラインの裏を取られることが多く、次々に失点を喫し、敵地で2-5の敗北。前節シャルケ戦に続く黒星で、現在、グループIの最下位に沈んでいる。
 
 前節、フェイエノールトとのアウェーマッチに敗れ、黒星スタートを切ったスター軍団、マンチェスター・ユナイテッドは、今節はウクライナのゾーリャ・ルハンスクを本拠地オールド・トラフォードで迎えた。
 
 大きくメンバーを落とすことなく格下相手の一戦に臨んだものの、なかなかゴールを奪えず、ようやく試合が動いたのは69分。決勝点を挙げたのは、欠場も噂されたズラタン・イブラヒモビッチだった。
 
 ローマは、瀬戸擁するアストラにホームで4-0の大勝。2日前に40歳の誕生日を迎えたフランチェスコ・トッティは90分間、オリンピコのピッチに立ち続けた。
 
 EL第3節は、10月20日(木)に行なわれる予定である。

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