偉大な兄との“共演”も!? バルサ戦で先制点の逸材トルガン・アザールに本格ブレイクの兆し

2016年09月29日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

バルセロナ相手に小さくないインパクトを残す。

開幕から好調を維持するT・アザール。バルセロナ戦でも先制点を挙げるなど、ひとり気を吐いた。(C)Getty Images

 9月28日にチャンピオンズ・リーグのバルセロナ戦(グループステージ第2節)で、1-2の逆転負けを喫したボルシアMG。しかし、この一戦で小さくないインパクトを残した選手がいる。チェルシーに所属するエデン・アザールの実弟、トルガン・アザール(23歳)だ。
 
 3-5-2の2トップの一角で先発すると、34分には先制点をマーク。カウンターのチャンスに抜け出し、マフムード・ダフードのラストパスをダイレクトで押し込んだ。その後も右サイドに流れてからの仕掛けで、度々チャンスを作り出した。
 
 チェルシーからのレンタルでボルシアMGに加入したのは2014年7月。1~2年目はレギュラーに定着できず、不完全燃焼に終わった。それでも首脳陣の評価は高く、15年2月には完全移籍を果たした。
 
 迎えた3年目の16-17シーズン、T・アザールはその才能を開花させつつある。ヤングボーイズとのCLプレーオフ第2戦(8月24日)ではハットトリックを達成し、5節を消化したブンデスリーガでもここまで5試合に出場して3得点と好調を維持しているのだ。

次ページ兄エデンに勝るとも劣らない高度なボールスキル。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事