【CLドルトムント対R・マドリー|採点&寸評】C・ロナウドとシュールレの決定力が際立つ!

2016年09月28日 遠藤孝輔

トゥヘルは見事に交代策を的中させる。

ドルトムント対R・マドリーのフォーメーション図。(C) SOCCER DIGEST

【ドルトムント|チーム&監督 採点&寸評】
チーム 6.5
立ち上がりから果敢なハイラインプレスを敢行。1失点目のカウンター対応を除けば、後方の守備も安定していた。最後の30メートルでのアイデアが不足し、攻めあぐねる時間も短くなかったが、最後まで諦めずに戦い抜き、好パフォーマンスに見合う勝点を手に入れた。
 
監督 トーマス・トゥヘル 7
途中出場のシュールレとプリシッチがチームを敗戦から救う働きを見せたとおり、交代策がピタリと的中した。
 
【ドルトムント|選手採点・寸評】
[GK]
38 ロマン・ビュルキ 6
2分にC・ロナウドの鋭いFKを好セーブすると、79分にもC・ロナウドの一撃を弾き出す。止めるべきシュートはすべて阻止した。2つの失点シーンはいわばノーチャンス。
 
[DF]
25 ソクラティス・パパスタソプーロス 6
ベンゼマに対応した際に足を滑らせ、1失点目のきっかけになるも、その後に名誉を挽回する働き。タイトな寄せを欠かさず、肉弾戦で強さを発揮した。
 
26 ウカシュ・ピシュチェク 5.5
C・ロナウドを封じるべくディフェンスに重きを置いていたぶん、攻撃に関しては物足りなさが否めなかった。
 
28 マティアス・ギンター 6
後半途中に右足の太腿に違和感を覚えるも、最後まで戦い抜いた。つねに冷静に振る舞い、フィードを含めたミスを最小限に食い止める。
 
29 マルセル・シュメルツァー 6
フリーで放ったクロスが容易に弾き返されるなど攻撃参加時は振るわず。とはいえ、50分にカードを貰っても怯まず、球際で身体を張りつづけた。
 
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

次ページシュールレは劇的な同点ゴールを叩き込む。

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