【J1採点&寸評】磐田×湘南|敗戦は免れるも両者決め手を欠く内容。MOMは好守連発のGK村山

2016年09月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

磐田――攻守噛み合わず、相手の拙攻に助けられた印象。

【警告】磐田=藤田(33分)、松井(55分)、山本(89分) 湘南=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】村山智彦(湘南)

【チーム採点・寸評】
磐田 5
湘南のプレスに苦しんだ。パスを分断されてロングボールが増えたが、そのセカンドボールも拾えず。ボールを持ってもサポートが遅く、攻め手はカウンター頼りに。前線からのプレスの連係も希薄で、相手の拙攻に助けられてのドローといった印象は拭えない。終盤、オープンな攻防の中で決定機を作った点は地力が出たと言えるが、それも相手GKに阻まれた。
 
【磐田|採点・寸評】
GK
22 カミンスキー 6
大きなピンチも処理が難しいシュートもなく、大きな見せ場はなかったが、細かいプレーや判断に狂いなく的確。終始、安定していた。
 
DF
2 中村太亮 5
流れの中でチャンスにつながるクロスは見られなかった。背後をケアして裏をとられることはなかったが、相手の圧力に押され気味。
 
35 森下 俊 6
相手のプレスに余裕を奪われ、効果的なフィードは少なかった。だが、守備では身体を張り、ゴール前で大槻に仕事をさせなかった。
 
33 藤田義明 5.5
闘志漲るプレーを見せたが、対応が遅れたり飛び込んでかわされる場面も。つなぐ意識も徐々に薄れ淡白なクリアが増えていった。
 
28 石田峻真 4.5
ゲームに入り切れていなかった。ポジショニングも攻守において中途半端な印象。思い切った攻め上がりからのクロスを増やしたい。
 
MF
13 宮崎智彦 5
バランスをとるポジショニングは悪くないが、相手の脅威にはなれず。パス回しでリズムを作れず、危険な場所でのボールロストも散見。
 
40 川辺 駿 5.5
ボランチで先発。守備の意識を高めたが、簡単にボールを奪われる場面あり。オープンな展開となってからは速い判断とパスでチャンスを作った。
 
9 太田吉彰 5
終盤に打ち合いになってからは持ち味が活きたが、それまでは味方とのパスのタイミングが合わず、石田との連係にも苦労した。
 
22 松井大輔 6(63分OUT)
よくボールを受けたが、相手の強烈なプレスと味方サポートの遅さに苦しみ、展開力を発揮できず。果敢なプレスも後方の連動なく、スペースを与えてしまうことも。だが、前線で誰よりも覇気のあるプレーを見せた。
 
15 アダイウトン 5(74分OUT)
個の強さを活かしたプレーで奮闘したが、周囲を使うことも、周囲のサポートも足りない。ジェイやトップ下との連係が増えれば。
 

次ページ磐田――ジェイは唯一ゴールの可能性を感じさせたが…。

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