公式戦3連敗のモウリーニョ「審判のミスは私にはコントロールできない」と嘆き節

2016年09月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

モウリーニョは2002年以来の公式戦3連敗。

30年ぶりにワトフォードに敗れたユナイテッド。試合後にモウリーニョは冷静にチーム状況を分析してみせた。 (C) Getty Images

 現地時間9月18日、プレミアリーグ第5節で、マンチェスター・ユナイテッドはワトフォードと対戦し、1-3で敗れた。
 
 34分にエティエンヌ・キャプーのゴールで先制されたユナイテッドは、62分にマーカス・ラッシュフォードの同点弾で追いついたものの、83分にファン・カミーロ・スニガに勝ち越しゴールを決められ、95分にはトロイ・ディーニーに決められてダメ押された。
 
 ユナイテッドは、この敗戦で9月10日のマンチェスター・シティ戦と9月16日のフェイエノールト戦に続き、公式戦3連敗となった。指揮官のジョゼ・モウリーニョは試合後、イギリスメディア『BT SPORT』のインタビューに応じ、審判にジャッジに対する不満を口にした。
 
 ワトフォードの先制点の場面で、アントニー・マルシアルをミゲル・アンヘル・ブリトスが倒していたが、主審のマイケル・オリバーは笛を吹かなかったことについてモウリーニョは以下のように語った。
 
「議論の必要なんてない。状況は明確だった。先週のマンチェスター・シティ戦と同様に、今日もそういうことがあった。だが、私に主審と副審をコントロールすることはできない。彼らはコントロールできる範囲の外にいるからね。私は彼らに批判的であることさえも許されないんだ」
 
 前節のシティ戦に続き、またも審判に対して憤りを露わにしたモウリーニョにとって、公式戦3連敗はポルトを率いていた2002年以来の出来事となるが、ポルトガル人指揮官は落ち着いた様子でチームの現況を分析している。
 
「今日は三つの敗因があったと考えているが、私に対処できるのはそのうちの一つだけだ。一つ目は自分たち。個人またはチームとしてのミスに関するもので、これは改善しなくてはならない。これは自分たちでなんとかできる。
 
「二つ目はレフェリー。彼らのミスをコントロールすることはできない。結果について話題になることはあっても、最初に失点を喫した場面の馬鹿げた状況について話題になることはないんだ」
 
「三つめは運だ。試合では我々の方が優れていたが、それでも負けてしまった。ズラタン(イブラヒモビッチ)のヘディングを止めたエウレリョ・ゴメスのセーブは神懸っていたよ。今日はついていなかった」
 
 チームの状況は決して、自分たちだけに原因があるのではないと語ったモウリーニョ。不穏な空気も漂うなか、次節は昨シーズンのリーグ王者で岡崎慎司の所属するレスターとのホームゲームに臨む。
 
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