歴史的1勝をスタンドから見つめた岡崎。ラニエリが明かしたベンチ外の理由とは

2016年09月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

CLデビューはお預けとなった岡崎。

チームの勝利をピッチ外から眺めた岡崎。彼に再びチャンスはやってくるのだろうか。 (C) Getty Images

 9月14日(現地時間)、岡崎慎司の所属するレスターはチャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ初戦で、ベルギーのクラブ・ブルージュを3-0で下し、見事白星スタートを切った。
 
 試合後、イギリスメディア『BT SPORTS』のインタビューに応えたジェイミー・ヴァーディーは「完璧なスタートだ。俺たちができるってことを見せつけてやった。恐れるものなんてないし、自分たちのフットボールをすれば結果がついてくるのさ」とコメントしている。
 
 さらにこの日、先制点を決めたマーク・オルブライトンは「アンビリーバブルな気持ちさ。何度も夢見てきたことだからね」と喜んだ。こうしたコメントからも分かる通り、レスターにとってこの1勝は単なるものではなく、まさに歴史的な出来事だと言えるだろう。
 
 その大舞台でのチームの躍動をベンチ外となり、スタンドから眺めた岡崎。CLデビューの機会は持ち越しとなってしまった。
 
 そんな日本代表FWの欠場理由を指揮官のクラウディオ・ラニエリが明かしている。英紙『Daily Mail』が伝えた。
 
 この試合で新戦力の大型FWのイスラム・スリマニを起用したラニエリは「私はセットプレーで身長の高い選手を必要としていた。だから岡崎をスタンドに残したんだ。5人の選択肢があるのは重要なことだよ」とコメントした。
 
 先制点がルイス・エルナンデスのロングスローから生まれたことを考えれば、セットプレーからの得点を狙ったラニエリの采配は的中したと言える。
 
 ただ、ラニエリは「岡崎がいないのは寂しい」ともコメント。指揮官のこうした発言からは信頼が感じられるだけに、岡崎にCLデビューのチャンスはいずれ回ってくるはずだ。その機会を活かせるかが、今シーズンの岡崎の出番を左右しそうだ。

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