【パリSG対アーセナル|採点&寸評】好守連発のオスピナが最高殊勲者! パリSGにとってはもったいないドロー…

2016年09月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

ゴールを許したものの、守備に関しては個々も組織も高評価。

守備面については随所で良さが見られた。写真は堅守を見せたCBのマルキーニョス。 (C) Getty Images

【パリ・サンジェルマン/チーム&監督 採点&寸評】
チーム 5.5
開始1分も経たないうちに先制。守備では全員がよく動き、連動してボールを奪い、攻撃ではボールを繋ぎながら、チャンスを作った。しかし、数ある得点機を活かせないまま時間は過ぎていき、徐々にアーセナルに自陣深くまで入り込まれ、78分に耐え切れず同点弾を許してしまった。勝点2を失った、もったいない一戦だった。
 
監督 ウナイ・エメリ 6
最後までもちこたえられなかったものの、昨シーズンまでのセビージャのようなしっかりとした守備の組織の構築はかなり進んでいるようだ。マテュイディの前線左サイドでの起用は、あまり効果的でなかった。
 
【パリ・サンジェルマン/選手採点&寸評】
GK
16 アルフォンス・アレオラ 6.5
77分、イウォビの強烈なシュートを見事な反応で防いだ。はね返りをA・サンチェスに決められたものの、これは致し方なし。83分にも、イウォビの決定的なシュートをセーブして敗戦を逃れた。
 
DF
19 セルジュ・オーリエ 6(84分OUT
開始直後、右サイドを抜け出して好クロスを上げ、カバーニの先制ヘッドを演出。タイミングの良い攻撃参加を繰り返し、68分にはディ・マリアとのパス交換から得点機も得た。守備では危険な場面で幾度か良いカバーを見せた。
 
マルキーニョス 6
1対1でも、空中戦でも競り負けない強さを見せ続けた。60分あたりから相手に自陣深くまで入り込まれることが増えたが、懸命にこれを防ぐ。アディショナルタイムの最後のCK、勝ち越しを狙って頭から飛び込むも、ボールには届かなかった。
 
チアゴ・シウバ 6
最終ラインで相変わらずの安定感を見せた。対人プレーにも強く、シュートに対してはコースを潰して対応。42分、カウンターを受けた際にも、当たり負けせずA・サンチェスへのクロスをはね返した。いかなる時でも冷静な姿が印象的だった。
 
17 マクスウェル 6
右サイドのオーリエとのバランスを取って、あまりポジションを上げず、早めに前線にパスを出すなど、守りに重点を置いた慎重なプレーを続けていたが、30分を過ぎてからは機を見て攻撃にも参加した。
 
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

次ページ先制点を挙げたカバーニだが、度重なる逸機が勝利を遠ざけた。

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