【J1採点&寸評】柏×鹿島|ブラジル人の2発で柏に軍配。MOMは躍動した"鹿島キラー"

2016年09月10日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

柏――中谷と中山の若きCBがクリーンシートに大貢献。

【警告】柏=栗澤(12分) 鹿島=ブエノ(65分)、杉本(68分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】伊東純也(柏)

[J1第2ステージ11節]柏2-0鹿島/9月10日/日立柏サッカー場
 
【チーム採点・寸評】
柏 6.5
序盤からテンポの良いパスワーク、タイトなプレスで流れを渡さなかった。後半は、より素早いプレスで主導権を握ると、崩れかけた鹿島の守備を見逃さず、ブラジル人の2発で快勝。チームとしての勝負強さが身についてきた印象だ。

【柏2-0鹿島PHOTO】"鹿島キラー"の伊東が躍動! クリス&ディエゴも仕事を完遂

【柏|採点・寸評】
GK
23 中村航輔 6.5
大きなピンチは少なかったものの、1対1の場面で身体を投げ打ってセーブするなど、いつもどおりの気迫溢れるプレーで、ゴール前に立ちはだかった。4節のFC東京戦ぶりのクリーンシート。
 
DF
4 中谷進之介 7
ハイボールの処理にもたつく場面が見られたが、それ以外は非常に安定していた。自信に満ち溢れた守備で、相手のエース・金崎を抑えた。
 
8 茨田陽生 6
対面した土居には、ほとんどドリブルを許さず、90分間を通して落ち着いていた。だいぶSBが板についてきた様子だ。ただ時折、寄せが甘くなるのは課題。
 
22 輪湖直樹 6(75分OUT)
鈴木の鋭い突破に苦戦するも、水際で防いでいた。いつもに比べれば、オーバーラップする回数は少なかったが、ディフェンスラインを乱すこともなく、無失点に貢献した。
 
29 中山雄太 6.5
金崎と鈴木の突破に対し、身体を張って何度もストップ。中谷とともに最後の砦として存在感を発揮した。ビルドアップも落ち着いていた。
 
MF
17 秋野央樹 6.5
キャプテンマークを巻いて出場。中盤の底からパスを散らすだけでなく、輪湖の裏のスペースをケアたり、こぼれ球を拾ったりと守備でも奮闘した。
 
25 小林祐介 6
空いたスペースに顔を出して、積極的にビルドアップに絡む。流れるようなパスワークに加わって、良いリズムを生んだ。
 
28 栗澤僚一 6
秋野、小林とポジションチェンジを繰り返しながら、スペースを埋めて、若いふたりをサポート。気を見た攻撃参加も光った。78分に足を攣って、途中交代。

次ページ柏――途中出場の"鹿島キラー"が躍動。流れを一変させた点を高く評価した。

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