【日本代表】相手GKが当たっていたのか? それとも決定力不足だったのか?

2016年09月06日 サッカーダイジェスト編集部

日本が苦戦した原因は…。

香川は再三の決定機を外した。相手GKが当たっていたのも事実だが、日本の決定力不足は深刻だ。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

[ロシアワールドカップ・アジア最終予選]タイ 0‐2 日本/9月6日/ラジャマンガラ・スタジアム
 
 タイのGKがファインセーブを連発したから2点しか奪えなかったと、そんな見方もできるだろう。しかし、日本のシュートで際どいものが果たしてどれだけあったか。

【W杯最終予選PHOTO】タイ 0-2 日本|原口、浅野のゴールで初白星!
 
 例えば、62分の本田、64分の香川のシュートはGKのほぼ正面で、75分の香川の至近距離からのヘッドは枠外へ。タイのGKの技術云々ではなく、ただ単純に日本の決定力不足が苦戦した原因ではないのか。
 
 振り返れば、ワールドカップ・アジア2次予選の初戦、シンガポール戦でも日本は甘いコースにばかりシュートを打った結果、スコアレスドローに終わった。その時、称賛されたのもシンガポールのGKだった…。
 
 今回のワールドカップ最終予選前、清武はこんなことを言っていた。
 
「僕は1、2点であれば失点は仕方がないと思うんです。日本には優秀なアタッカーがたくさんいるんだから、取られても取り返せばいい。もちろん無失点で抑えられれば最高ですが、たとえ失点しても、2点、3点と取り返せるんだという強い気持ちで戦わないといけない」
 
 しかし、現状で日本が2点、3点を取り返せると言われれば疑問符が付く。実際、最終予選のUAE戦は2点目が奪えずに、痛恨の敗戦を喫しているのだ。
 
 決定力不足──。今回も日本に付きまとう課題になってしまうのか。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事