世界最高峰の舞台に立つ日本人選手、香川、岡崎、清武の雄姿を見逃すな!――2016-17チャンピオンズ・リーグ

2016年09月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

チームの主力である3選手はCLの新たな歴史を創成できるか!?

いずれの所属チームも、グループステージ突破の可能性は十分あり。ノックアストステージでの日本人対決は実現するだろうか!? (C) Getty Images

 9月13日より幕を開ける、2016-17シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)・グループステージ。32チームが8つのグループに分かれ、ノックアウトステージ進出を目指して激闘を繰り広げることとなる。
 
 欧州中から選りすぐられたチームによる、最高レベルの激戦の末、来年6月3日にウェールズのカーディフで行なわれる決勝戦に駒を進める2チームはどこか? そして大陸王者となるのは? 興味と興奮は高まる一方だ!
 
 そんな大舞台に、今シーズンは日本から、ドルトムント(ドイツ)の香川真司、レスター(イングランド)の岡崎慎司、そしてセビージャ(スペイン)の清武弘嗣の3選手が上がることとなった。
 
 香川がCLに出場するのは、今回が4回目。ドルトムント加入2年目の11-12シーズンに初めてこの舞台に立ち、グループステージでは4試合にスタメン出場を果たし、アウェーでのアーセナル戦ではアディショナルタイムに初ゴールを記録している。
 
 翌シーズンにイングランドの超名門、マンチェスター・ユナイテッドに移籍すると、ファーストシーズン(チームはベスト16)は3試合、準々決勝まで進出した13-14シーズンは6試合でスタメンに名を連ねた。
 
 今シーズンは、主力の多くが入れ替わり、新たなチームとして再出発を果たしたドルトムントにおいて、ここまではレギュラーのトップ下としてプレーする香川。11-12シーズンのCLではグループ最下位に終わっただけに、今回はチームを次ラウンドへ導きたいところだ。
 
 岡崎は昨シーズン、レスターの奇跡のプレミアリーグ制覇に大貢献し、自身初となるCL出場権を手に入れた。今シーズン、リーグと欧州カップ戦の二足のわらじを履くチームは積極的に補強を進めたが、それでもなお、岡崎の存在感は際立っている。
 
 欧州での7シーズン目で初めて立つ大舞台について彼は、「ここで何かが掴めると思う」と語っており、大きな期待と意欲を持って戦いに臨むこととなる。
 
 ちなみに岡崎は、もうひとつの欧州カップ戦、ヨーロッパカップ(EL)には2回出場しており、シュツットガルト時代、ベスト16入りを果たした12-13シーズンには11試合出場・2得点、そしてマインツ(予選3回戦敗退)でも2試合出場・1得点と、いずれもゴールを挙げている。
 
 最後に、ニュルンベルク、ハノーファーを経て、今シーズンよりセビージャの一員となった清武。12-13シーズンに欧州挑戦を始めて以来、着実にその価値を上げ、EL3連覇という大記録を持つ強豪クラブへの加入というステップアップを果たした。
 
「CLやELに出場できるようなチームに行きたかった」という希望も叶った清武は、プレシーズンから高評価を得、スーパーカップ戦からスタメンに定着。リーガ・エスパニョーラ開幕戦では1ゴール1アシストの活躍で、地元メディアを驚かせた。
 
 セビージャは昨シーズン、EL3連覇を果たしたが、それはCLグループステージで敗退(3位)したゆえに実現したもの。今シーズンこそCLで次ラウンド進出を狙うチームのなかで、清武はどれほどの貢献を果たすことができるだろうか。
 
 過去13人の日本人選手がCLに出場したが、チャンピオンズ・カップ時代の1978-79シーズンにケルンの奥寺康彦が、10-11シーズンにはシャルケの内田篤人が準決勝に進出し、11-12シーズンには、出場はならなかったものの、バイエルンの宇佐美貴史が決勝でベンチ入りを果たしている。
 
 今シーズン、3人の日本人たちは、CLの新たな歴史を作り出すことができるか。

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