岡崎に強力なライバル登場! レスターがハリルホジッチの元教え子のスリマニをクラブレコードで獲得!

2016年09月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

昨シーズン27ゴールを叩き出した大砲。

多彩なフィニッシュワークから得点を量産できるスリマニ。現在、レスターでは先発メンバーに組み込まれている岡崎にとっても驚異の存在となりそうだ。 (C) Getty Images

 8月31日(現地時間)、岡崎慎司の所属するレスターが公式サイトで、スポルティングからアルジェリア代表FWのイスラム・スリマニを獲得したことを発表した。
 
 契約期間は2021年まで。移籍金の詳細は明らかになっていないが、地元紙『Leicester Mercury』によれば、レスターは今夏にCSKAモスクワから獲得したアーメド・ムサに費やした1950万ユーロ(約23億4000万円)を越えるクラブレコードの3500万ユーロ(約42億円)をスポルティングに支払ったようだ。
 
 188cmの長身を利したアクロバチックなフィニッシュで得点を量産するストライカーのスリマニは昨シーズン、33試合に出場し、リーグ2位となる27得点を記録した。
 
 また、2014年のブラジルワールドカップでは、現日本代表監督のヴァヒド・ハリルホジッチの師事を仰いだ経験も持ち、4試合で2得点と好成績を残して祖国の史上初の16強進出に貢献した。
 
 現在レスターのFW陣は、昨シーズン24ゴールを挙げたジェイミー・ヴァーディーを軸に岡崎、ムサ、レオナルド・ウジョアと枚数こそ揃っているものの、今シーズンはヴァーディー以外に得点者はおらず、チャンピオンズ・リーグの参戦に向けてもアルジェリア人FWの獲得で万全の陣容が整ったと言えるだろう。
 
 スリマニ本人は、レスターの公式サイトで以下のような喜びのコメントを残している。
 
「僕はいつかプレミアリーグでプレーしてみたかった。レスターのようなチームに加わるのはとても名誉なことだ。チャンピオンチームからのオファーを断ることはできなかった」
 
 スリマニは速攻から一気にフィニッシュに持ち込む形も得意としているため、初のトップリーグ挑戦とはいえ、カウンター攻撃を身上とするレスターには問題なく馴染むだろう。岡崎にとっては強大なライバルが加わったと言える。
 
 はたして、指揮官のクラウディオ・ラニエリがどのような采配を振るうのか。岡崎の起用法とともに注目だ。

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