【J1採点&寸評】湘南×G大阪|湘南8連敗…。一方、G大阪は首位・川崎と勝点2差に大接近、MOMは逆転勝利の立役者――

2016年08月27日 塚越 始(サッカーダイジェスト)

湘南――猛烈な雨を切り裂いた三竿のスーパーショット。だが…2失点に関与してしまう。

【警告】湘南=なし G大阪=金(33分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】長沢 駿(G大阪)

【チーム採点・寸評】
湘南 5.5
豪雨のなか、縦に次々と仕掛けてサイドを攻略し、三竿のスーパーショットで先制に成功。ただミスからボールを奪われ出すうちに2失点……。何度かチャンスを作ったものの、徐々に相手に主導権を握られた。いかにして崩すかという攻撃に軸足を置いているが、守備からリズムを悪くしている。8連敗で、J1残留へ黄信号が灯った。
 
J2降格危機の湘南。無人のスタジアムで、背番号1がずぶ濡れになり居残り練習。その想いとは?

【湘南|選手採点】
GK
25 タンドウ・ベラピ 5.5
FKやクロスなどロングボールが次々と飛んできて、パンチングにいって滑るなど雨に苦しんだ。後半、抜け出した大森との1対1を止めるなど貢献。悪コンディションのなか、強烈なキックが効果を発揮していた。
 
DF
36 岡本拓也 6
サイドに張り出してきたアデミウソンに"強気"の守備で主導権を握らせず。倉田や大森のスピードに手を焼きつつも、最後のところでしっかり踏ん張っていた。
 
4 アンドレ・バイア 6
先制直後、アデミウソンのシュートへの身体を張ったブロックは痺れるプレーだった。長沢にはほとんどポストプレーをさせていなかったが……。終盤は前線に上がり、パワープレーに参加。
 
6 三竿雄斗 5.5
台風接近に伴う強い雨を切り裂く左足のショットを叩き込む。しかし守備面では、長沢に背後を取られ、さらにマークを外されて、2失点に絡んでしまった。ゴールの採点は「7」を与えられるが、トータルでは減点にせざるを得ないか……。
 
MF
26 奈良輪雄太 5.5
馬力のあるプレーでアクセントを与えた。カウンターから惜しいクロスを放ったが、高山が合わせ切れなかった。終盤は左サイドにポジションチェンジ。ただ、全体的にチャンスに絡む回数が少なかった。
 
16 石川俊輝 5.5
中盤の真ん中でチームをコントロールし、ボールの収まりどころとして機能し、惜しいミドルも放った。ただし、求められた「結果」につなげるプレーを見せられなかったのが、相手との差になってしまった。
 
28 神谷優太 5.5(66分OUT)
スペースに顔を出してパスを受け、サイドチェンジでリズムを作る。しかし前線の3人と連動した攻撃が限られて途中交代に。
 

次ページ湘南――長谷川が目立ったパフォーマンスを披露。助っ人アタッカーの特長をいかに引き出すかが課題に。

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