【J1採点&寸評】横浜 2-2 鹿島|齋藤、鈴木ともに1得点・1アシストの「7」だが、“デュエル”の印象度で前者をMOMに

2016年08月27日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

横浜――天野、カイケは低調な出来で途中交代を命じられる。

【警告】横浜=天野(6分)、ファビオ(41分)、喜田(66分) 鹿島=西(64分)、昌子(90分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】齋藤 学(横浜)

[J1第2ステージ10節]横浜 2-2 鹿島/8月27日/日産ス
 
【チーム採点・寸評】
横浜 6
先制される嫌な展開も、前半終了間際の伊藤のゴールで試合を振り出しに戻す。後半はペースを握る時間帯が増え、齋藤が逆転弾を突き刺し、栗原を投入して逃げ切りを図るも、直後に被弾。粘り強さを見せた一方で、勝負弱さを露呈した。
 
【横浜|採点・寸評】
GK
1 榎本哲也 5.5
最初の失点は反応が一歩遅れたか。試合を通じて怖がらず前に出て、相手の選択肢を減らすプレーでゴールを守る。2失点目はクロスに手を伸ばすが届かなかった。
 
DF
13 小林祐三 5.5
前半は可もなく不可もなく。後半はプレーに関与する場面が増え、何度か危険なピンチを救った。攻撃面ではやや物足りなかった印象。
 
22 中澤佑二 5.5
球際の厳しさと空中戦の強さを随所に披露。ただ、2失点目は伊東のクロスをクリアできず、ディフェンスリーダーとしては悔しい結果に。
 
5 ファビオ 6
カウンターを発動した際、果敢な攻め上がりから好機を演出。本職の守備では、押し込まれても反発力を見せた。
 
24 金井貢史 5.5(84分OUT)
1失点目は走り込んでくる鈴木に身体を投げ出したが、あと一歩が及ばず。攻撃に出て、放ったシュートはネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定。
 
MF
28 喜田拓也 6
危機察知能力が高く、中央から侵入してくる相手を潰しまくった。奪ったボールはシンプルに味方に預けた。
 
7 兵藤慎剛 6
中町の負傷を受け、スタメン出場。序盤からセーフティなプレーが続いたが、時間の経過とともに機動力を高め、とりわけ左サイドからの攻撃参加は効果的だった。
 
29 天野 純 5(63分OUT)
自らのミスでボールを失い、相手をファウルで止めてイエロー。サイドでキープしても、そこからの展開力に乏しく、"違い"を見せられなかった。
 
MAN OF THE MATCH
11 齋藤 学 7
得意のカットインから伊藤の同点弾を演出。さらに80分には、センターライン付近からドリブルを開始し、ファン・ソッコを振り切って逆転ゴールを流し込む。まさに攻撃の"デュエル"では国内随一の突破力を見せつけた。

次ページ横浜――攻撃を勢いづけた遠藤は及第点以上のパフォーマンス。

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