“異例出場、インフル、クラスター発生”それでも初戦突破の聖和学園。加見監督が明かす「難局の準備期間」【選手権】

2025年12月29日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

“希望の星”となった選手は…

難局を乗り越えて聖和学園を初戦突破に導いた加見監督。写真:早草紀子

 2025年12月29日の全国高校サッカー選手権1回戦で、聖和学園(宮城県)が那覇西(沖縄県)に3−0で勝利。前半は相手の粘り強い守備に苦戦しながらも、後半に3ゴールを決めて2回戦に進出した。

 試合後、囲み取材に対応した聖和学園の加見成司監督は「初戦の難しさがある中で前半に点を取れませんでしたが、選手の身体はよく動いていて後半にゴールを奪えて良かったです」と振り返った。仙台育英の出場辞退で県予選準優勝での異例出場と難しい準備となった状況について、指揮官は次のようにコメントした。

「選手権予選が終わってからもプリンスリーグが2試合あったので、ゼロから作り直す状態ではありませんでした。練習量は落ちていて、コンディションを高めるのに時間はかかりました」

 残り2試合あったとはいえ、「インフルエンザがあってベストメンバーが組めない状況で、月曜日に戻ってきた子もいるので、その意味では非常に難しかった」と加見監督は明かしてくれた。
 
 インフルエンザについて、MF小杉唯斗は「寮生が多くてクラスターになった感じです」と告白。その難局を乗り越えての1回戦突破は称賛に値しただろう。

 ただ、悪いことばかりではなかった。困難の中でも、チーム編成においてニューフェイスの台頭があった事実は見逃せない。加見監督は言う。

「選手権予選までに(チームを)作ってきたので大きく変えた点はありませんが、今日途中出場した古堅(諒真)は新人戦を経験して調子を上げてきました。選手権予選のメンバーには入っていませんでしたが、調整ゲームでも結果を出していたので今回エントリーしたり、そういう変更はありました」

 その古堅(2年)は細かなタッチと緩急のあるドリブルで会場を沸かせるなど存在感を示した。異例の準備期間において、このMFは希望の星になったはずだ。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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