「今考えたら結構ターニングポイント」小6での決断、南米での経験、ガルナチョの記憶…22歳のファイターが非本職でドイツ古豪の主軸を担うまで【松田隼風インタビュー】

2026年01月15日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

「監督から『ファイター』と言われている」ワケ

ドイツで揉まれ、着実に成長を遂げている松田隼風。視線の先にあるものは――。写真:滝川敏之

 1つ1つ階段を上り、松田隼風は"最高峰"まであと一歩のところまでやってきた。

 北海道函館市出身の松田は、JFAアカデミーから2022年に水戸ホーリーホックに加入。そして1年半後の2023年夏、19歳でドイツの古豪ハノーファーに移籍した。早々に海外挑戦を果たしたとはいえ、4部で戦うセカンドチームからのスタート。そこから3部への昇格、4部への降格を経て、今季から2部のトップチームでプレーしている。

 念願のチーム内昇格を勝ち取った気鋭のレフティは、リーグ前半戦の全17試合に出場。途中出場は2試合のみで、中心選手として存在感を示している。チーム成績は8勝5分4敗で5位。2018-19シーズン以来の1部復帰に手が届く位置につけている。

 束の間のウインターブレイクに入った今、松田へのインタビューを実施。胸中に深く迫った(第3回/全3回)。

【第1回】「昇格以外は目標がない」J2→ドイツ4部→3部→2部…10代から異国で勝負する若き"たたき上げ"。古巣水戸に続け!最高峰まであと一歩

【第2回】「気付いたら揉みくちゃにされていた」「普通の人でも日本の何倍も――」ドイツでの超刺激的な日々「最も驚いた文化」は?

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「小学校の時は割と前のポジションをやっていたので、香川真司さんとかが好きだったんですけど、中学校からはサイドバックだったので、サイドバックの選手を好きになりました」

 松田はそう振り返ったように、サイドバック、それも左サイドバックにこだわりを持ち、左サイドバックとして世間に知られる存在となった。ただ現在は、チームが3バックを採用しているなか、より攻撃的で本職とは逆サイドの右ウイングバックでの出場が続いている。

 ポジションをどう捉えているのか。

「初めての2部の挑戦なので、試合に出ることが1番重要。そこからのスタートだと思っています。今は右サイドのポジションを与えてもらっていて、『左やりたいな』とも思ったりしますが、与えられたところをやるしかないって感じですかね」

 自身の「武器」もポジション変更に伴い、臨機応変にアジャストしている。

「左だったら分かりやすく、攻撃面、縦のドリブルが武器としてあったんですけど、今は右なので運動量などが武器です。慣れない部分があるなかで、人の倍走ったり、監督に求められていることを徹底してできるのが、右サイドでプレーする僕の強みです。あとは、走力や球際で戦えるところ。監督から『ファイター』と言われています。戦える、フィジカル面の能力も武器かもしれないです」

【動画】まさにスーパー!PO決勝で松田隼風が左奥から決めた超絶ゴール

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