【J1展望】福岡×磐田|下降線をたどるチームに救世主は現われないのか?

2016年08月24日 サッカーダイジェスト編集部

福岡――實藤、平井の出場が微妙な情勢。さらなる苦境を救うのは?

故障者/福岡=實藤、平井、中原、ウェリントン 磐田=小川大、大井
出場停止/福岡=なし 磐田=なし

J1リーグ2ndステージ・10
アビスパ福岡-ジュビロ磐田
8月24日(水)/19:00/レベルファイブスタジアム
 
アビスパ福岡
2ndステージ成績(9節終了時):16位 勝点5 1勝2分6敗 7得点・16失点
年間成績(26試合終了時):18位 勝点26 3勝7分16敗 18得点・41失点
 
【最新チーム事情】
●實藤は軽傷だが、22日の練習を回避。磐田戦の出場は困難か。代役は駒野が濃厚。
●今節もウェリントンは不在。前線で基準点を作れる選手が欲しい。
●FW陣では軽傷ながら平井の出場も微妙な状況。
●アタッカーでは、金森がキレを取り戻しつつある。チームの救世主となれるか。
 
 
【担当記者の視点】
 前節、残留に向けて直接のライバルとなる新潟に敗れ3連敗。選手たちもショックを隠し切れない。崖っぷちとも言える厳しい状況のなか、何ができるかにファン・サポーターの目が向けられている。
 
 そうしたなかで、チーム状況も芳しくはない。軽傷ながら、實藤、平井が磐田戦の出場が微妙で、若手の富安も相変わらず17歳とは思えぬプレーを披露するものの調子が上がらずデビュー当初の存在感は見せられなくなっている。
 
 しかしチーム内に沈鬱なムードはなく、良い意味で開き直れてもいる。好材料はFWの金森が本来のキレを取り戻しつつあることだ。積極果敢な仕掛けとフィニッシュで、2得点を挙げた第1ステージ16節・川崎戦のような活躍を見せられるか。また五輪帰りの亀川も新潟戦では調整不足が感じられたが、今節はベストに戻してくるはずだ。
 
 今後もずるずると敗戦を続ければ、あっという間に降格が決まる危険性が高い。まずは目前の磐田戦に勝つことが残留への最重要課題だ。

次ページ磐田――守備の要・大井の負傷欠場で守備陣の踏ん張りは不可欠。

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