【J1採点&寸評】磐田×鳥栖|粘りの守備で同点劇につなげた大井がMOM。鳥栖は豊田が決定機をモノにしていれば…

2016年08月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

磐田――守備を統率した大井の集中力が際立った。

【警告】磐田=宮崎(45分)、パパドプーロス(74分)、森下(87分) 鳥栖=林(38分)、藤田(90+2分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】大井健太郎(磐田)

[J1第2ステージ9節]磐田1-1鳥栖 8月20日/ヤマハ

【チーム採点・寸評】
磐田 6
前半立ち上がりから攻めに出てチャンスを作るも決めきれないなかでミスから失点。その後は相手のロングボールにやや全体が下げられ苦しんだ。しかし、オープンな展開となった後半、最後まで諦めずにゴールを狙う姿勢が実ってPK奪取。ジェイが決めて連敗脱出。
 
【磐田|採点・寸評】
GK
22 カミンスキー 6
後半2回、豊田との1対1の場面で果敢に前に出てシュートブロック。復帰初戦とは思えない安定したセービングで連敗ストップに貢献。
 
DF
2 中村太亮 5.5
29分の決定機を生み出すなどクロスやFKは得点の匂いを帯びてきたが、55分の無人のゴールへのシュートは相手のプレッシャーがなかっただけに決めたかった。
 
3 大井健太郎 6.5
集中力が際立った。ゴール前の幅広いエリアをカバーし、危険な場面でしっかり身体を張った。思い切った攻め上がりで前線でも怖さを発揮。攻守に闘志をあらわにし、1点を追う反撃体制を支えた。
 
35 森下 俊 6
攻撃参加はあまりなかったが、守備では激しく、かつ冷静なプレーぶり。無理なアプローチも、カバーの遅れもほとんどなかった。
 
5 パパドプーロス 4.5(76分OUT)
アプローチは迫力があるが、かわされる場面もパスも雑。失点場面は、相手パスをカットしようとしてミスキックし、鎌田に"アシスト"してしまった。他にも決定機をプレゼントするパスミスあり。
 
MF
13 宮崎智彦 5.5
危機や好機をいち早く察知しプレーをしていたが、相手ロングボールのセカンドを拾えない時間があり、ゲームをコントロールできなかった。
 
7 上田康太 5.5(62分OUT)
久しぶりの先発。「パスさばきと球際で負けないことを意識した」が、ボランチとして"きいている"プレーは少なかった。
 
9 太田吉彰 5
カウンター時にサイドの裏に抜け出したが、クロスは精度を欠いた。逆サイドへの展開も少ない。後半半ばからトップ下でプレーするも好機は作れず。
 
13 川辺 駿 6
初のトップ下は合格点。中央でボールを受け前を向いた。小林と違い前線に出て行くプレーは14分の決定的なシュートなどチャンスにも結び付いた。危険な場所でのボールロストとボランチとの距離が空いて関係が希薄なのは課題だが、新トップ下に可能性を感じさせた。

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