【J1展望】磐田×鳥栖|勢いに乗る難敵・鳥栖相手に第2ステージ初勝利を掴めるか

2016年08月19日 サッカーダイジェスト編集部

磐田――小林の後釜は川辺が濃厚。チャレンジャー魂を取り戻せるか。

故障者/磐田=小川大 鳥栖=なし
出場停止/磐田=なし 鳥栖=なし

J1リーグ・2ndステージ9節
ジュビロ磐田 – サガン鳥栖
8月20日(土)/19:00/ヤマハスタジアム
 
ジュビロ磐田
2ndステージ成績(8節終了時):16位 勝点4 0勝4分3敗 6得点・11失点
年間成績(25試合終了時):13位 勝点27 6勝9分9敗 27得点・34失点
 
【最新チーム事情】
●小林祐希がオランダのヘーレンフェーンへ移籍。今週の練習ではトップ下に川辺らが入った。
●17日から、高校ナンバー1の攻撃的MF呼び声高い東福岡高3年の藤川虎太郎が練習参加。
●鳥栖戦でGKカミンスキーが復帰の見込み。
 
【担当記者の視点】
 最大の注目は、オランダのヘーレンフェーンに完全移籍した小林祐希が務めていたトップ下に、誰が起用されるか。紅白戦では、ボランチとしてここ7試合に先発している川辺がプレー。攻撃的センスにあふれ、前でチャンスに絡むことにこだわる若きMFが、新トップ下として名乗りを上げそうだ。
 
 また、紅白戦では1トップの下にシャドーを2枚置く布陣も試された。いずれにせよ、チーム内に新たなポジション争いが生まれるが、名波監督は、それを歓迎している。「小林のトップ下のプレーが10点満点で6だとしたら、2か3の選手をこれから育てていかなくてはいけない。だが、(小林)祐希の移籍がチームの活性化につながればいい。(チームが変わる)良いきっかけにしたい」と話す。
 
 前節・G大阪に0-2で敗れ、チームは初の3連敗。第2ステージに入り、自分たちのサッカーができる時間は増えているものの、勝利に結びつかない状況が続く。懸念材料は直近の2試合では「チャレジャー魂」が薄れていることだ。
 
 走力が落ちているわけではなく、最終ラインも高さを保って戦えている。しかし、中盤で球際での弱さや、寄せの甘さが目立ち、前線から果敢なプレスも影を潜めがち。G大阪戦は危機察知能力が高く、攻守の要であるボランチ宮崎の出場停止も響いた。今節は長期離脱していた守護神カミンスキーの復帰も濃厚。小林の移籍も起爆剤にして、好調・鳥栖を撃破して残留へ歩を進めたい。

次ページ鳥栖――好調を維持する吉田と早坂の働きに注目。

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