【J1採点&寸評】甲府×新潟|エースのPKで甲府が先行逃げ切りの「ウノゼロ」を完遂!

2016年08月14日 渡辺 功

甲府――J1通算200試合出場を達成した山本がベテランの存在感を示す。

【警告】甲府=なし 新潟=小泉(25分)、舞行龍(74分)、コルテース(78分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】ドゥドゥ(甲府)

J1第2ステージ8節]甲府1-0新潟/8月13日/中銀スタ
 
【チーム採点・寸評】
甲府 6
前半に多くの決定機をつくり、PKで先制すると、後半は手堅くゲームを運んで逃げ切り。第2ステージ初の無失点勝利で、降格圏との勝点差を「4」と開いた
 

【甲府|採点・寸評】
GK
1 河田晃兵 6
枠内に飛んできたシュートはなかったが、こぼれ球に素早く反応。ピンチを未然に防ぎ、第2ステージ2度目となる無失点試合に。
 
DF
41 土屋征夫 5.5
コンディションの問題もあったのか。足元を滑らせヒヤリとする場面があった。それでも、60分の停滞感を打ち破るような攻撃参加はさすがだった。
 
4 山本英臣 7
卓越した読みと躊躇のない決断によるボールアプローチ。時間の経つごとに感覚の良くなったロングフィード。J1通算出場200試合目を、みずからのプレーで勝利に導く。
 
8 新井涼平 6
3バックの左に入り、相手選手としっかりバトル。直接失点につながるミスを犯した前節川崎戦をプレーで取り返す。
 
16 松橋 優 6
土屋、稲垣、ドゥドゥと連係をはかって、対面のコルテースを徐々に押し下げる。後半は精度の高い惜しいクロスもあった。
 
MF
28 橋爪勇樹 6.5
山本のフィードを受けた11分の場面を筆頭に、相手にとって嫌らしいポジション取りで、得点の可能性を感じさせるシーンを複数回つくる。
 
6 マルキーニョス・パラナ 6(85分OUT)
右足親指の負傷が原因で練習を回避していたが、いざ試合になると支障なくプレー。中央を締めて、新潟のコンビネーションプレーを不成立に。
 
30 保坂一成 6
レオ・シルバをはじめとする新潟のボール保持者に対して、バランスを崩さない範囲でしっかりとプレッシャー。得意とする神出鬼没な前線への飛び出しもあった。
 
FW
23 稲垣 祥 6
新潟SBに対して数的有利をつくる、その位置取りで「事前に確認していたのに、対処を徹底できなかった」と、吉田監督を嘆かせる。
 
14 田中佑昌 6.5(82分OUT)
惜しみない上下運動で、時に最終ラインで守備をしながら1トップのドゥドゥをサポート。14分、右サイドに流れたドゥドゥからのクロスに飛び込んだ場面は狙い通り。
 

次ページ甲府――90分を通じて相手に脅威を与え続けたドゥドゥ。

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