【日本1-0スウェーデン|採点&寸評】手倉森ジャパンらしい「ウノ・ゼロ」勝利も、予選突破はならず

2016年08月11日 小田智史(サッカーダイジェスト)

守備陣は全員及第点の働きで今大会初の無失点。

【警告】日本=なし スウェーデン=ミロシェビッチ(26分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】大島僚太(日本)

[リオ五輪グループリーグ第3戦]日本1-0スウェーデン/現地8月10日/アレーナ・フォンチ・ノーバ
 
【五輪日本代表・総評】 6
前半はアタッキングサードまで侵入するも、スローテンポに持ち込まれて相手のブロックをこじ開けられず。矢島と鈴木を投入後に圧力を上げて波状攻撃を仕掛け、後半は完全に主導権を握った。3戦目で今大会初勝利も、時すでに遅しだったのが悔やまれる。
 
 [個人採点・寸評]
[GK
12 中村航輔 6
櫛引を押しのけ、2試合連続スタメン出場。前半終了間際のFKは直前でバウンドが変わってヒヤリとしたが、なんとか回避。攻めてこないスウェーデンにも助けられ、クリーンシートを達成した。
 
[DF
2 室屋 成 6
立ち上がりから攻守に積極性を発揮。特にクイアソンとのマッチアップで主導権を握り、右サイドからの攻撃を牽引した。及第点の働きだが、クロスにもう少し工夫が欲しかった。
 
5 植田直通 6
身長180センチオーバーのアイダレビッチとイシャクを相手に空中戦を制圧。32分には相手DFの上からヘディングシュートを放ったが、GK正面に飛んでしまった。3試合目にして無失点に抑えたが、グループリーグ敗退とあって、本人に笑顔はなかった。
 
6 塩谷 司 6
イシャクとの肉弾戦で何度も地面に打ちつけられながら、粘り強く対応。時には大胆なサイドチェンジやインターセプトから前に出て行くシーンもあり、従来の水準にパフォーマンスを取り戻した。
 
15 亀川諒史 6
オーバーエイジの藤春に代わって今大会初スタメン。高い位置取りからどんどん仕掛けて行き、室屋に負けじと左サイドの攻撃の圧力を高めた。球際でもしっかり身体を入れて戦っていた。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

次ページ攻撃の起点として奮闘した背番号8がMOM。

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