兄・理仁も指導を受けた大岩監督のもとで
U-23アジア杯予選の大会会見に登壇した山本。写真:松尾祐希
幼い頃から何かと比べられてきた。5歳上の兄・理仁(シント=トロイデン)は世代を牽引する司令塔。昨夏にはパリ五輪にも出場している。プレースタイルは異なるとはいえ、ポジションは同じセントラルMF。常に自分の前を歩く存在で、187センチの大型MFである弟・山本丈偉(東京V)は、その背中を追いかけ続けてきた。
そのなかで山本は自分と向き合いながら力を蓄え、2023年にはU-17ワールドカップに出場。ボランチの主軸として活躍し、28年夏のロス五輪に向けても主軸候補と目されてきた。
その期待に応えるべく、高校3年生だった昨季からプロ契約を結んで東京Vのトップチームでプレー。しかし、出場機会はカップ戦の数試合のみ。鹿児島とのルヴァンカップ2回戦でプロ初ゴールを奪ったとはいえ、大きなインパクトは残せなかった。
迎えた今季も出番を得られていないが、指をくわえて見ていたわけではない。城福浩監督のもとでプロサッカー選手として必要なことを学んできた。
「課題はプレーの連続性。特にヴェルディのサッカーは中盤で連続していく。運動量も必要だし、自分が得意なプレーしかしていなかったので、それ以外のことも求められてきた。現状で試合に出られていないというのは課題だと思う」(山本)
今年9月下旬のU-20W杯を目ざす、船越ジャパンの活動には招集されていないが、"ポストユース"の強化策として開催されたU-22Jリーグ選抜の活動に参加。様々な経験を積んできたなか、"大岩ジャパン"でチャンスが巡ってきた。
U-20W杯をターゲットにしたチームとは別に、ロス五輪を目ざすチームとしてU-22日本代表が編成され、7月下旬に大岩ジャパン最初の活動となったウズベキスタン遠征に山本も参加した。
そのなかで山本は自分と向き合いながら力を蓄え、2023年にはU-17ワールドカップに出場。ボランチの主軸として活躍し、28年夏のロス五輪に向けても主軸候補と目されてきた。
その期待に応えるべく、高校3年生だった昨季からプロ契約を結んで東京Vのトップチームでプレー。しかし、出場機会はカップ戦の数試合のみ。鹿児島とのルヴァンカップ2回戦でプロ初ゴールを奪ったとはいえ、大きなインパクトは残せなかった。
迎えた今季も出番を得られていないが、指をくわえて見ていたわけではない。城福浩監督のもとでプロサッカー選手として必要なことを学んできた。
「課題はプレーの連続性。特にヴェルディのサッカーは中盤で連続していく。運動量も必要だし、自分が得意なプレーしかしていなかったので、それ以外のことも求められてきた。現状で試合に出られていないというのは課題だと思う」(山本)
今年9月下旬のU-20W杯を目ざす、船越ジャパンの活動には招集されていないが、"ポストユース"の強化策として開催されたU-22Jリーグ選抜の活動に参加。様々な経験を積んできたなか、"大岩ジャパン"でチャンスが巡ってきた。
U-20W杯をターゲットにしたチームとは別に、ロス五輪を目ざすチームとしてU-22日本代表が編成され、7月下旬に大岩ジャパン最初の活動となったウズベキスタン遠征に山本も参加した。
大学生やJクラブで出場機会を増やせていない選手を中心に構成されたなか、兄も指導を受けた大岩剛監督からリーダー役に抜擢。最終戦となったウズベキスタン戦では、キャプテンマークを巻き、中盤で持ち前のパスセンスを発揮しながらゲームをコントロールした。
アピールに成功した男は今回のU-23アジア杯予選のメンバーにも名を連ね、1日からミャンマーで研鑽を積んでいる。今回はキャプテンを置かず、試合毎に決めるスタンスで大会に挑む。そのなかで山本に懸かる期待は小さくない。
3日に行なわれるアフガニスタンとの初戦を控えるなか、2日には大会会見に大岩監督とともに登壇。「人生で初めて」という大役に最初は緊張しつつも、自らの言葉でしっかりと意気込みを語った。
23年のU-17W杯でキャプテンを務めたDF小杉啓太(ユールゴーデン)やウズベキスタン遠征でともにキャプテン役を担ったDF永野修都(鳥取)もいるが、自分がやらなければという想いは人一倍ある。
「誰よりも戦ってチームために走らないといけない。その熱を仲間に伝える。自分はどちらかというと声を荒げるタイプではないので、自分はやっぱりプレーで示したり、なるべく喋るようにしてコミュニケーションをとってまとめていきたい」
プロ入りしてから1年半。何度も悔しい想いを味わってきた。だが、その時間を意味あるものにできるかは自分次第。所属クラブでポジションを掴むためにも、代表で立場を固めるためにも、ミャンマーの地で未来を切り開く。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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