【J1展望】湘南×川崎|3連敗の湘南は「基本スタイル」に立ち返り、川崎に真っ向勝負を挑む

2016年07月29日 サッカーダイジェスト編集部

湘南――第2ステージわずか1点。やや後ろに置かれてきた比重を、湘南らしく“前傾”にする。

故障者/湘南=菊地 川崎=奈良、小宮山、森本、狩野、登里 
出場停止/湘南、川崎=なし
五輪帯同による欠場/湘南=なし、川崎=大島、原川 

J1リーグ 2ndステージ・6
湘南ベルマーレ × 川崎フロンターレ
7月30日(土)/19:00/Shonan BMWスタジアム平塚
 
湘南ベルマーレ
2ndステージ成績(5節終了時):17位 勝点3 1勝0分4敗 1得点・8失点
年間成績(21試合終了時):16位 勝点19 5勝4分13敗 19得点・35失点
 
【最新チーム事情】
●3連敗でJ2降格圏に再び沈む。
●第2ステージ、わずか1点の攻撃に変化を与えたい。
●粘り勝つ試合が多かったなか、改めて"前から行く"湘南スタイルに立ち返り追求。
 
【担当記者の視点】
 前節の仙台戦は0-1で敗れ、リーグ3連敗を喫した。年間順位は再びJ2降格圏(16位)に突入。なにかしら変化が求められる状況となってきた。

 なにより第2ステージで奪った得点は、2節・新潟戦でのセットプレーからのA・バイアのヘディング弾のみ。ホームの3節・鳥栖戦で決定機ゼロに終わるなど、攻撃の迫力を欠いている。

 今季はしぶとく粘り強い戦いで勝点を積み上げてきた。それはそれで戦い方の幅が増えたという意味で収穫と言えたが、湘南が本来目指しているのは、縦に鋭く仕掛けて、相手に考える時間を与えない「NO TIME FOOTBALL」。チームの比重がやや後ろに置かれてきているため、改めて前傾にして、"前から襲い掛かる"本来の湘南スタイルを全員で共有しようとしている。

 確かに、ゴールに突き進んでいくダイナミックな動きをしてこそ、高山、大槻、さらには三竿らの"トップスピードで関わり合い敵陣を突き抜ける"というアタックは実現する。相手は強豪の川崎だが、臆することはない。

 第1ステージは4-4(90+1分に追い付かれた……)と、今季の最多得点&最多失点を記録している。今度も真っ向勝負を挑み、勝利を狙う!
 
 

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