4-2-3-1の左MFでフル出場
去就が注目を集める三笘。ブライトンでプレーを続けていく意向だが...。(C)Getty Images
ブライトンの三笘薫が、プレミアリーグ開幕前における最後のプレシーズンマッチを終えた。
8月9日に行なわれたドイツ1部ヴォルフスブルクとのトレーニングマッチ。ホームでの一戦で、三笘は4-2-3-1の左MFとして先発した。得点やアシストはなかったが、幾度もチャンスを作りながらフル出場を果たした。
チームは2-1で勝利。8月16日に行なわれるフルアムとのプレミアリーグ開幕戦に向け、最後の調整段階に入った。
しかし試合後、三笘は満足していない様子だった。
「チームとして、個人として、仕上がり具合はいかがでしょうか」と質問すると、日本代表MFは「まだまだ準備はできてないところがある。開幕戦までのあと1週間でしっかりと上げたいと思います」とし、完成の域には達していないと語った。
三笘自身のコンディションについても「まだまだ全然上げていかないといけない感じですね」と続け、さらにギアを上げていく必要があると述べた。
チームの状態にも不安がある。前回のサウサンプトン戦(2-2)も似たような展開で苦しんだように、今回のヴォルフスブルク戦も後半に入るとチームが目に見えて失速した。
前半こそ高強度のプレーで相手陣内に押し込んだが、後半に入ると連係・強度が不十分になり、相手にチャンスを与える回数が増えた。三笘は「前線の守備強度や、ボールの回し方など、課題は色々あります。これからしっかり分析したい」とし、選手のコンディションだけの問題なのか、課題の原因をしっかり突き詰めたいと話した。
三笘のプレーにフォーカスすると、前半を中心に好機を作り続けた。
21分には左サイドでパスを受けて右足でシュートするも、GKにブロックされた。27分にも左サイドをドリブルで持ち上がり、左足でクロス。ヤンクバ・ミンテの頭にピタリと合わせたが、ヘディングシュートはバーの上を超えた。32分にもジョルジーニョのスルーパスから、三笘がシュート。ゴール左下を狙ったが、こちらもGKのファインセーブに阻まれた。
また、前線から激しくプレスを仕掛け、スライディングタックルで相手ボールをブロックする場面も。献身的な守備に、ブライトンサポーターから大きな声援を受けた。
ただチーム全体と呼応するように、後半に入ると三笘の見せ場は減った。本人が「上げていかないと」と語るように、開幕戦までの1週間でコンディションをさらに上げていきたい。
8月9日に行なわれたドイツ1部ヴォルフスブルクとのトレーニングマッチ。ホームでの一戦で、三笘は4-2-3-1の左MFとして先発した。得点やアシストはなかったが、幾度もチャンスを作りながらフル出場を果たした。
チームは2-1で勝利。8月16日に行なわれるフルアムとのプレミアリーグ開幕戦に向け、最後の調整段階に入った。
しかし試合後、三笘は満足していない様子だった。
「チームとして、個人として、仕上がり具合はいかがでしょうか」と質問すると、日本代表MFは「まだまだ準備はできてないところがある。開幕戦までのあと1週間でしっかりと上げたいと思います」とし、完成の域には達していないと語った。
三笘自身のコンディションについても「まだまだ全然上げていかないといけない感じですね」と続け、さらにギアを上げていく必要があると述べた。
チームの状態にも不安がある。前回のサウサンプトン戦(2-2)も似たような展開で苦しんだように、今回のヴォルフスブルク戦も後半に入るとチームが目に見えて失速した。
前半こそ高強度のプレーで相手陣内に押し込んだが、後半に入ると連係・強度が不十分になり、相手にチャンスを与える回数が増えた。三笘は「前線の守備強度や、ボールの回し方など、課題は色々あります。これからしっかり分析したい」とし、選手のコンディションだけの問題なのか、課題の原因をしっかり突き詰めたいと話した。
三笘のプレーにフォーカスすると、前半を中心に好機を作り続けた。
21分には左サイドでパスを受けて右足でシュートするも、GKにブロックされた。27分にも左サイドをドリブルで持ち上がり、左足でクロス。ヤンクバ・ミンテの頭にピタリと合わせたが、ヘディングシュートはバーの上を超えた。32分にもジョルジーニョのスルーパスから、三笘がシュート。ゴール左下を狙ったが、こちらもGKのファインセーブに阻まれた。
また、前線から激しくプレスを仕掛け、スライディングタックルで相手ボールをブロックする場面も。献身的な守備に、ブライトンサポーターから大きな声援を受けた。
ただチーム全体と呼応するように、後半に入ると三笘の見せ場は減った。本人が「上げていかないと」と語るように、開幕戦までの1週間でコンディションをさらに上げていきたい。
現時点において、三笘の状況は不確定要素が少なくない。
プレミアリーグ開幕戦を8月16日に控える一方、今夏の移籍市場は英国時間9月1日の午後11時まで開いている。残留するのか、それとも移籍はあるのか──。この点は日本国内だけでなく、イングランドでも大きな注目を集めている。
そこで、三笘に単刀直入に聞いてみた。「新シーズン、三笘選手の中ではブライトンでプレーを続けていく気持ちはもう決まっているのでしょうか」と。三笘は言う。
「今のところは、もちろんそうですね」
三笘とブライトンの契約は2027年夏まで。契約期間は残り2年あり、三笘としてもブライトンの一員として戦っていく意向である。ただ今季のブライトンは、欧州カップ戦の出場権がない。プロサッカー選手として、さらに高いレベルで戦いたいという気持ちを持つのは当然のことでもある。
三笘に、もう少し聞いてみた。「答えにくかったら、答えなくて大丈夫です。移籍市場は9月1日まで開いています。今は微妙なところでもあるかと思いますが、三笘選手の中ではどのような感じなのでしょうか」と。三笘は答える。
「いや、まったく分かんないです。それはもう、それ(=移籍するか、しないかの話)は誰でも可能性があることなので。まずはチームに集中することが大事だと思います」
プレミアリーグ開幕戦を8月16日に控える一方、今夏の移籍市場は英国時間9月1日の午後11時まで開いている。残留するのか、それとも移籍はあるのか──。この点は日本国内だけでなく、イングランドでも大きな注目を集めている。
そこで、三笘に単刀直入に聞いてみた。「新シーズン、三笘選手の中ではブライトンでプレーを続けていく気持ちはもう決まっているのでしょうか」と。三笘は言う。
「今のところは、もちろんそうですね」
三笘とブライトンの契約は2027年夏まで。契約期間は残り2年あり、三笘としてもブライトンの一員として戦っていく意向である。ただ今季のブライトンは、欧州カップ戦の出場権がない。プロサッカー選手として、さらに高いレベルで戦いたいという気持ちを持つのは当然のことでもある。
三笘に、もう少し聞いてみた。「答えにくかったら、答えなくて大丈夫です。移籍市場は9月1日まで開いています。今は微妙なところでもあるかと思いますが、三笘選手の中ではどのような感じなのでしょうか」と。三笘は答える。
「いや、まったく分かんないです。それはもう、それ(=移籍するか、しないかの話)は誰でも可能性があることなので。まずはチームに集中することが大事だと思います」