【J1展望】福岡×仙台|福岡は調子を上げる仙台を叩いて上昇のきっかけとしたい

2016年07月29日 サッカーダイジェスト編集部

福岡――相手の好調攻撃陣を封じ込めろ。

故障者/福岡=中原貴、ダニルソン 仙台=蜂須賀、野沢、金園、杉浦、椎橋
出場停止/福岡=なし 仙台=なし

J1リーグ2ndステージ・6節
アビスパ福岡 – ベガルタ仙台
7月30日(土)/18:30/レベルファイブスタジアム
 
アビスパ福岡
2ndステージ成績(5節終了時):14位 勝点4 1勝1分3敗 5得点・9失点
年間成績(22試合終了時):18位 勝点15 3勝6分13敗 16得点・34失点
 
【最新チーム事情】
●別メニュー調整だったウェリントンが練習復帰。万全とはいえないものの、金森と2トップを組んで元気な姿をアピールしている。
●コンディション不良で前節の出場を回避したダニルソンは、23日のトレーニングマッチで足を痛めて別メニュー。出場は微妙。
●前節に引き続き、「レベスタ2万人の力で勝つ」団の活動を継続。城後ゾーン、女性限定金森ゾーン、イクメンパパゾーンなどを設けて招待客を募る。
 
【担当記者の視点】
 鳥栖との"九州ダービー"に敗れて、残留圏の15位との勝点差が5まで開いた。だが、「残り12試合。まだまだこれから」と井原監督は前向きだ。1年でJ2へ舞い戻らないためにも、下位クラブとの直接対決を制することはもちろん、「残されたホームゲーム6試合は落としてはいけない」と本拠地決戦の重要性を説いている。
 
今節・仙台戦の勝利のために、抑えるべきポイントとして井原監督が上げるのは、ウイルソン、R・ロペス、奥埜、梁の4枚の攻撃陣。高い個の能力とハードワークを併せ持つ4人に仕事をさせないことが、勝利への鍵になる。
 
また、チームの課題は試合運び。前節・鳥栖戦では、前半こそ相手にチャンスを与えず、後半早々に先制点を奪ったが、同点にされて以後は大きく崩れた。「オーガナイズしている時はチャンスを与えていない。課題は、それをいかに90分間続けるか。得点が動いた後に、いかに同じことを続けられるか」(井原監督)だ。
 
鳥栖戦終了後には「内容というよりも、前へ出ていくパワー、切り替え、セカンドボールへの反応、フィジカル、そういうところで負けていた」と選手たちに話した井原監督。ホームのサポーターの前で、同じ姿は見せられない。

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