「ジーコから習ったことは、真面目に生きろということですね」中田英寿がブラジルメディアからの質問に回答。「1試合でも大変なのに」21年…心からリスペクト

2025年07月28日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

「ジーコから習った1番大事なことは何ですか?」

ジーコ氏(左)と再会し、ロナウジーニョ氏(右)らと監督として共闘した中田英寿氏。写真:鈴木颯太朗

"サッカーの神様"であり、元日本代表監督のジーコ氏が、チャリティーマッチを始めて21年目の今年、初めて日本を舞台に選んだ。その名は「Zico All-Star Game For Peace HIROSHIMA 80 Years」。平和への願いが重要なテーマである。

 ジーコ氏の思いに賛同したスーパースターたちが、被爆地・広島に集結した。中田英寿氏もその1人だ。圧倒的な語学力を持つことでも知られる48歳は、7月27日に行なわれたワールドレジェンズ対ジャパンレジェンズにおいて、後者をジーコ氏が監督を務めたのに対し、前者の指揮を執り、ロナウジーニョ氏やセードルフ氏らと共闘。3-1での勝利に導いた。

「まずは試合に勝ったことが1番かな。こういった試合はここ最近色々とありますけど、当時の仲間たちとこうやって会って良い時間を過ごせるのは、何事にも代えがたい楽しい時間だったなと思います」
 
 試合後、そう喜びを伝えた中田氏は、広島まで取材に駆けつけたブラジルメディアからの「ジーコから習った1番大事なことは何ですか?」という問いにも対応。「ジーコから習ったことは、真面目に生きろということですね」と答え、こう語った。

「このチャリティーマッチもそうですけど、彼はもう21年続けていて、本当に大変だと思うんです。自分もチャリティーマッチを何度もやったことがありますけど、本当に色んな問題があって、1試合やるのでも大変なのに、これだけ長く続けるのはやっぱり彼の人間性だろうし、それが全て物語っているのかなと思います」

 人と人との繋がりを大切にする姿勢、生き様を、中田氏は心からリスペクトしているようだ。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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