ビッグトーナメントが7月26日に開幕!
昨年度のインターハイを制した昌平。25年度、頂点に立つのはどのチームか。写真:滝川敏之
今年も夏の日本一を決める全国高校総体の季節がやってきた。昨年度からインターハイの男子サッカー競技は福島県で開催されており、Jヴィレッジを中心に7月26日から8月2日まで熱戦が繰り広げられる。
今大会から登録選手が拡充。昨年度までは17名の選手で2連戦、中1日休みの過密日程を戦っていたが、今年度から28名の選手を登録し、試合ごとにメンバーを選べるシステムとなった。35分ハーフのレギュレーションで選手の状態を見ながら起用法を模索できるのは、どのチームにとってもプラス。ただ、より選手層が厚いチームには追い風となるはずで、そうした前提条件をもとに今大会の優勝予想をしていくと、本命は前橋育英だ。
昨年度の選手権で2度目の優勝を飾った上州のタイガー軍団は、今季も健在。昨季からのレギュラーが半数以上残っており、攻守ともにバランスが良い。
攻撃陣では10番を背負うMF平林尊琉(3年)、MF白井誠也(3年)が好調で、ともにドリブルを武器に相手をかき回す。彼らを操るMF柴野快仁(3年)、MF竹ノ谷優駕(3年)のダブルボランチコンビも抜群の存在感。柴野は推進力があり、竹ノ谷は守備のフィルター役を担いつつゲームをコントロールする。
最終ラインもタフで、CB久保遥夢(3年)を中心に大崩れしない。U-18高円宮杯プレミアリーグEASTでも4位につけており、優勝争いに加わっている。ベンチの選手層も含め、今大会で最も優勝に近い存在だろう。
今大会から登録選手が拡充。昨年度までは17名の選手で2連戦、中1日休みの過密日程を戦っていたが、今年度から28名の選手を登録し、試合ごとにメンバーを選べるシステムとなった。35分ハーフのレギュレーションで選手の状態を見ながら起用法を模索できるのは、どのチームにとってもプラス。ただ、より選手層が厚いチームには追い風となるはずで、そうした前提条件をもとに今大会の優勝予想をしていくと、本命は前橋育英だ。
昨年度の選手権で2度目の優勝を飾った上州のタイガー軍団は、今季も健在。昨季からのレギュラーが半数以上残っており、攻守ともにバランスが良い。
攻撃陣では10番を背負うMF平林尊琉(3年)、MF白井誠也(3年)が好調で、ともにドリブルを武器に相手をかき回す。彼らを操るMF柴野快仁(3年)、MF竹ノ谷優駕(3年)のダブルボランチコンビも抜群の存在感。柴野は推進力があり、竹ノ谷は守備のフィルター役を担いつつゲームをコントロールする。
最終ラインもタフで、CB久保遥夢(3年)を中心に大崩れしない。U-18高円宮杯プレミアリーグEASTでも4位につけており、優勝争いに加わっている。ベンチの選手層も含め、今大会で最も優勝に近い存在だろう。
対抗馬には4チームを挙げたい。U-18高円宮杯プレミアリーグWESTで昨季は総合王者に輝いている大津は、攻守で安定感がある。プレミアリーグを制したチームを知る昨シーズンのレギュラーはほとんどおらず、一からのスタートとなったが、尻上がりに調子を上げてきた。
昨季のチームで唯一レギュラーだった右SB村上慶(3年)を中心に手堅く守りつつ、攻撃ではキャプテンのMF福島京次(3年)を軸に、遅攻と速攻を使い分けながらゴールを狙う。選手個々の経験値不足が気になるところだが、チーム力は十分。順当に行けば3回戦で前橋育英と対戦する組分けになるが、相手を圧倒する可能性はあるだろう。
上記のチームと同じブロックに入った昨夏の王者・昌平は、新指揮官の下で新たなスタイルの構築を模索している。玉田圭司前監督からバトンを受けた芦田徹新監督は、攻撃的なスタイルを活かしつつ、守備の強度やタフさを求めてきた。
キャプテンのCB伊藤隆寛(3年)らが粘り強く対応し、攻守の切り替えも今まで以上にスピードが上がった。タレントが揃う攻撃陣はMF長璃喜(3年)、MF山口豪太(3年)が柱。高校トップクラスのスキルを持つ両雄が引っ張り、どこからでもゴールを狙える力を持つ。順当に行けば、準々決勝で大津や前橋育英と対戦するが、この山を乗り越えられれば、連覇の可能性がグッと広がってくるはずだ。
昨季のチームで唯一レギュラーだった右SB村上慶(3年)を中心に手堅く守りつつ、攻撃ではキャプテンのMF福島京次(3年)を軸に、遅攻と速攻を使い分けながらゴールを狙う。選手個々の経験値不足が気になるところだが、チーム力は十分。順当に行けば3回戦で前橋育英と対戦する組分けになるが、相手を圧倒する可能性はあるだろう。
上記のチームと同じブロックに入った昨夏の王者・昌平は、新指揮官の下で新たなスタイルの構築を模索している。玉田圭司前監督からバトンを受けた芦田徹新監督は、攻撃的なスタイルを活かしつつ、守備の強度やタフさを求めてきた。
キャプテンのCB伊藤隆寛(3年)らが粘り強く対応し、攻守の切り替えも今まで以上にスピードが上がった。タレントが揃う攻撃陣はMF長璃喜(3年)、MF山口豪太(3年)が柱。高校トップクラスのスキルを持つ両雄が引っ張り、どこからでもゴールを狙える力を持つ。順当に行けば、準々決勝で大津や前橋育英と対戦するが、この山を乗り越えられれば、連覇の可能性がグッと広がってくるはずだ。