「この状況から逃げることは絶対できない」19位低迷の横浜FC、三浦文丈新監督が就任会見で語った“J1残留”への強い覚悟

2025年07月24日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

選手に直接伝えたメッセージ

就任会見に登壇した三浦新監督。(C)SOCCER DIGEST

 横浜FCは7月24日、三浦文丈新監督の就任会見を実施した。

 J1で降格圏の19位に沈むクラブは23日、四方田修平監督の解任と、三浦コーチのトップチーム監督の就任を発表。これまでFC東京や横浜F・マリノス、アビスパ福岡などでコーチを歴任し、トップチームの監督としてはAC長野パルセイロ、アルビレックス新潟、SC相模原を率いた54歳に再建を託した。

 三浦新監督は会見で、「このタイミングで依頼を受けた時に正直、一瞬だけ簡単ではないなっていう風に思いました」と率直な心境を吐露。それでも、「今年から横浜FCに関わる者として、やっぱりこの状況から逃げることは絶対できない。それで(クラブからの打診に)即答しました。そのぐらい自分自身では強い気持ちを持って望むつもりでいます」と、並々ならぬ覚悟を語った。

 これまでコーチとしてチームを見てきたなかで、「一番やはり、データでも出ている通り、得点が取れないなというのがまず思いました」と課題を指摘。改善に向けては、「得点に関するところ、あらゆるところに対して、明確に選手に提示をして、選手にそれを理解させてトレーニングから実行する。そのサイクルでゲームに臨みたいなと思っています」とプランを明かした。
 
 また、シーズン途中の就任については、「コーチの時は、選手とやっぱり距離を近くしてコミュニケーションを取ってきたんですけども、監督になるとやはり非情な決断をして選手を使う、使わないところを決めなきゃいけなかったりする。そこの選手との立ち位置はきっと変わるので難しくなってくるんだろうな」と、立場が変わることによる難しさにも言及した。

 厳しいチーム状況の中での船出となるが、新指揮官は就任後、「引き受けたからには、俺はもうどんなことでもやろうと思うし、どんなチャレンジでもしようと思ってる。みんなも一緒に戦って欲しい」と選手たちに直接メッセージを送ったと明かし、改めてJ1残留という目標達成へ全力を尽くすことを誓った。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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