Jの未来を担う“スター候補”がずらり! 大注目の鹿島ユースFWやアスリート一家で育った若き才能も! 大会を彩る逸材10選【クラブユース選手権】

2025年07月20日 松尾祐希

7月22日についに開幕!

左からDF長南(柏U-18)、FW吉田(鹿島ユース)、MF仲山(東京Vユース)。クラブユース選手権の注目タレント10人を紹介する。写真:松尾祐希

 Jリーグの育成組織と街クラブが競う、第49回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会が7月22日に幕を開ける。

 各地域の予選を勝ち抜いた32チームが8組に分かれてグループステージを戦い、各組1位がノックアウトステージに進出。久保建英(レアル・ソシエダ)や三笘薫(ブライトン)らも過去に出場した真夏のビッグトーナメントには、今年も日本の未来を担う選手たちが揃う。本稿では、今秋のU-17ワールドカップで活躍が期待される成長株や、すでにトップチームデビューを飾っている逸材たちを紹介する。

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GK
荒木琉偉(ガンバ大阪ユース/3年)
飛び級でU-20日本代表の守護神を務め、すでにプロ契約を締結。クラブユース選手権では1年次に大会MVPを受賞し、昨季も連覇に貢献。194センチのサイズを活かしたシュートストップを武器に、チームを3連覇に導けるか注目だ。

DF
元砂晏翔仁ウデンバ(鹿島アントラーズユース/2年)
高さ、強さ、速さを兼ね備える191センチの大型CBだ。昨季はチームへの適応に苦しんだが、今季は自信をつけて覚醒。U-17日本代表として出場した今年4月のU-17アジアカップで手応えを掴み、チーム復帰後は安定感あるプレーで大川佑梧(3年)とともに圧倒的な存在感を示している。

田中義峯(浦和レッズユース/2年)
アメリカにルーツを持ち、中学卒業後に単身、福岡から乗り込んできたCB。正確なフィードと空中戦の強さに定評があり、阿部勇樹監督からの評価も高い。集中力の維持が課題だが、ポテンシャルは一級品。ブレイクのきっかけを掴む夏にできるか。

長南開史(柏レイソルU-18/1年)
U-15チームに所属していた中学3年次に、U-18チームの試合でポジションを掴んだ逸材で、元FWらしい攻撃力を発揮する右SBだ。今年4月にプロ契約を結んだ成長株は、確かな戦術眼とスピードに加え、両サイドや2列目でもプレーできる器用さも兼ね備える。U-17日本代表。
 
MF
神田泰斗(RB大宮アルディージャU18/2年)
視野が広く、正確な左足のキックでゲームを作るボランチだ。U-17日本代表では、今年4月のU-17アジアカップで副キャプテンを務め、今秋に開催されるU-17ワールドカップの出場権獲得に貢献。今年7月にトップチーム昇格が決まり、さらなる飛躍が期待される。

仲山獅恩(東京ヴェルディユース/3年)
本職は司令塔。だが、攻撃的なポジションであれば、ハイレベルにこなせるマルチアタッカー。チーム事情で今季は1トップに配され、U-18高円宮杯プレミアリーグでは得点ランクトップタイの8ゴールをマーク。技術、戦術眼、決定力。いずれも年代トップクラスの力を持つU-18日本代表だ。

小林志紋(サンフレッチェ広島ユース/3年)
一言で言えば、気が利く。必要な場所に絶妙なタイミングで顔を出し、仲間の良さを引き出しながら、2列目から自らゴール前に入り込む。決定力にも磨きがかかり、早生まれで出場資格があるU-17ワールドカップでも活躍が待たれる。U-17日本代表。
 

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