主軸候補の多くが招集外の理由
ウズベク遠征に臨むU-22日本代表メンバー。(C)SOCCER DIGEST
2028年夏のロサンゼルス五輪を目ざすチームが今夏に本格始動する。U-22日本代表を率いるのは前回のパリ五輪を率いた大岩剛監督で、スタッフ陣の新任はGKコーチの佐藤洋平氏のみ。右腕となるヘッドコーチ格の羽田憲司氏、フィジカルコーチの矢野由治氏は留任となり、慣れ親しんだ面々で金メダル獲得という目標に向かって走り出す。
第二次大岩ジャパンにとって初の活動は、7月22日からウズベキスタンで開催される『Mirabror Usmanov Memorial Cup 2025』。大会に挑むメンバーも17日に発表された。
現状でこの世代の主軸候補の多くは、今年9月下旬からU-20ワールドカップに挑む、船越優蔵監督が指揮するU-20日本代表のメンバーに選ばれる影響や、IW(インターナショナル・ウインドー)外の活動のため、今回の遠征では選外に。
A代表の一員としてE-1選手権を戦ったMF佐藤龍之介(岡山)、MF大関友翔(川崎)、GKピサノアレックス幸冬堀尾(名古屋)らは招集されておらず、新シーズンが間もなくスタートする海外組も名を連ねていない。今回はJリーガー14人、大学生8人、ユース1人の23名でウズベキスタンに乗り込む。
予定されている試合は25日のU-22サウジアラビア代表戦と、28日のU-22ウズベキスタン代表戦の2試合となる(いずれも現地時間)。対戦相手はともに2歳年上のU-22代表だ。
今回の日本代表は、ロス五輪世代の最上級生となる20歳以下の選手でスカッドを組んでいるが、なぜ表記上はU-22日本代表となっているのか。対戦相手に合わせている側面もあるが、その背景には来年1月に開催されるU-23アジアカップがある。
第二次大岩ジャパンにとって初の活動は、7月22日からウズベキスタンで開催される『Mirabror Usmanov Memorial Cup 2025』。大会に挑むメンバーも17日に発表された。
現状でこの世代の主軸候補の多くは、今年9月下旬からU-20ワールドカップに挑む、船越優蔵監督が指揮するU-20日本代表のメンバーに選ばれる影響や、IW(インターナショナル・ウインドー)外の活動のため、今回の遠征では選外に。
A代表の一員としてE-1選手権を戦ったMF佐藤龍之介(岡山)、MF大関友翔(川崎)、GKピサノアレックス幸冬堀尾(名古屋)らは招集されておらず、新シーズンが間もなくスタートする海外組も名を連ねていない。今回はJリーガー14人、大学生8人、ユース1人の23名でウズベキスタンに乗り込む。
予定されている試合は25日のU-22サウジアラビア代表戦と、28日のU-22ウズベキスタン代表戦の2試合となる(いずれも現地時間)。対戦相手はともに2歳年上のU-22代表だ。
今回の日本代表は、ロス五輪世代の最上級生となる20歳以下の選手でスカッドを組んでいるが、なぜ表記上はU-22日本代表となっているのか。対戦相手に合わせている側面もあるが、その背景には来年1月に開催されるU-23アジアカップがある。
U-23アジア杯は2年に1度開催される大会で、ロス五輪までに2度行なわれる。オリンピックイヤーに行なわれる大会は五輪の最終予選を兼ね、一方でその前に実施される大会は最終予選のポッド分けを決める戦い。26年1月のアジア杯はそこに該当する。
ライバル国のほとんどは狭間のシーズンに実施される同大会に23歳以下の選手たちを送り込んでくるが、日本は慣例として五輪世代のチームで挑んできた。
前年に行なわれるアジア杯予選も同様で、このU-22世代の大会においても、日本は五輪世代の強化に充てている。21年に開催された前々回大会の予選こそ、U-22の選手を3名組み込んだが、基本的には五輪世代の最上級世代にあたるU-20チームで挑んで経験を積ませてきた。
しかし、今回は今までとは状況が異なる。アジア杯予選が9月3日からミャンマーで開催されるものの、直後の9月27日にU-20W杯が開幕。そのため、U-20世代で主力を担う選手たちの招集が難しいため、ギリギリまでメンバー選考が難航する可能性が高い。
また、今回のロサンゼルス五輪から本大会の出場チーム数が12か国となり、パリ五輪から4か国が削減された。公式発表はまだないが、これまで3.5枠が与えられていたアジアからも出場国が削られるはずで、最上位のポッドに入ることが今まで以上に重要になる。
ライバル国のほとんどは狭間のシーズンに実施される同大会に23歳以下の選手たちを送り込んでくるが、日本は慣例として五輪世代のチームで挑んできた。
前年に行なわれるアジア杯予選も同様で、このU-22世代の大会においても、日本は五輪世代の強化に充てている。21年に開催された前々回大会の予選こそ、U-22の選手を3名組み込んだが、基本的には五輪世代の最上級世代にあたるU-20チームで挑んで経験を積ませてきた。
しかし、今回は今までとは状況が異なる。アジア杯予選が9月3日からミャンマーで開催されるものの、直後の9月27日にU-20W杯が開幕。そのため、U-20世代で主力を担う選手たちの招集が難しいため、ギリギリまでメンバー選考が難航する可能性が高い。
また、今回のロサンゼルス五輪から本大会の出場チーム数が12か国となり、パリ五輪から4か国が削減された。公式発表はまだないが、これまで3.5枠が与えられていたアジアからも出場国が削られるはずで、最上位のポッドに入ることが今まで以上に重要になる。