カズがプロになった地、ブラジルで大きな異変が…
アンチェロッティ監督の就任でブラジル代表のサッカーはどのように変わるだろうか。(C) Getty Images
早くも梅雨の終わりが見え始め、暑さが増す毎日。
6月から7月へ、あっという間に2025年も半年が過ぎる。
【動画】ブラジルがW杯出場を決めた! パラグアイ戦ハイライト
「暑中お見舞い申し上げます」。
7月はアトレチコ鈴鹿クラブにとって大きな試合が行なわれる。
7月6日(日)18時、三交Gでカズの40周年を祝う「三浦知良選手 プロ40周年特別記念試合 presented by コスモヘルス」が開催される。
6月から7月へ、あっという間に2025年も半年が過ぎる。
【動画】ブラジルがW杯出場を決めた! パラグアイ戦ハイライト
「暑中お見舞い申し上げます」。
7月はアトレチコ鈴鹿クラブにとって大きな試合が行なわれる。
7月6日(日)18時、三交Gでカズの40周年を祝う「三浦知良選手 プロ40周年特別記念試合 presented by コスモヘルス」が開催される。
選手個人名の付くマッチデーは珍しい。僕が59歳ということは、カズは18歳の時にブラジルでプロになって以来、40年間にわたり現役選手を全うしているということだ。
たくさんの人たちがカズに勇気を与えに来てほしい。その期待が大きくなればなるほど、サッカーの神様が、エンターテイメントの神様が、カズらしい演出を作り上げてくれるのではないか…。
よく筋書きのないドラマとは言うが、カズがこの日に合わせて努力した1日1日の結晶が試合だ。また、カズの出場が決して約束されている訳ではない。
それがサッカーというプロスポーツの醍醐味でもあり、魅力なのだと思う。
今回のコラムの本題に入ろう。
少しばかり時間が経った話題だが、ブラジル代表監督にアンチェロッティが就任した。
就任のニュースをSNSで目にした時はフェイクニュースか? と思ったが、本当にアンチェロッティが指揮を執っていた。
ブラジルのサッカーの歴史が変わった日なのであろう。世界を引っ張ってきたブラジル代表の監督を外国人監督がやる。こうした日が来るということが、サッカーが変化し、グローバル化している証拠とも言える。
新監督就任以降の成績は以下の通りだ。
6月5日(アウェイ vs.エクアドル):0‑0 ドロー(アンチェロッティ初戦)
6月10日(ホーム vs.パラグアイ):1-0 新体制初勝利でW杯出場権を獲得
初陣でのドローを経て、ホームで勝点3を奪い、順位も3位に浮上。就任2戦目での初勝利でワールドカップ本大会出場の切符を掴んでみせた。
アンチェロッティのニュースが出た時に鈴鹿のチームに所属しているブラジル選手に「どうなのか?」と聞くと、嬉しそうな顔で「これでワールドチャンピオンになれる!」と喜んでいた。
サンパウロの知人の日系人に電話をすると、破格の年俸、契約金に少し「どうなんであろう!?」と不安気味だった。果たしてブラジル国内でプレーしている良い選手を見つけられるのか? さらに欧州の選手のモチベーション。裕福になっている選手がW杯優勝に向かって貪欲さを出せるのか? 本当に変わるのか? という不安を口にしていた。
サッカーに詳しいブラジル人は、「きっと彼は良いマネジメントをするだろう」「予選は心配しなくて良い」という感じであった。
CBF(ブラジルサッカー連盟)としては、予選突破を見据えたオファーというわけではなかったはずだ。やはりアンチェロッティのミッションは、「ワールドカップでブラジルを優勝させる」という事だと思う。
たくさんの人たちがカズに勇気を与えに来てほしい。その期待が大きくなればなるほど、サッカーの神様が、エンターテイメントの神様が、カズらしい演出を作り上げてくれるのではないか…。
よく筋書きのないドラマとは言うが、カズがこの日に合わせて努力した1日1日の結晶が試合だ。また、カズの出場が決して約束されている訳ではない。
それがサッカーというプロスポーツの醍醐味でもあり、魅力なのだと思う。
今回のコラムの本題に入ろう。
少しばかり時間が経った話題だが、ブラジル代表監督にアンチェロッティが就任した。
就任のニュースをSNSで目にした時はフェイクニュースか? と思ったが、本当にアンチェロッティが指揮を執っていた。
ブラジルのサッカーの歴史が変わった日なのであろう。世界を引っ張ってきたブラジル代表の監督を外国人監督がやる。こうした日が来るということが、サッカーが変化し、グローバル化している証拠とも言える。
新監督就任以降の成績は以下の通りだ。
6月5日(アウェイ vs.エクアドル):0‑0 ドロー(アンチェロッティ初戦)
6月10日(ホーム vs.パラグアイ):1-0 新体制初勝利でW杯出場権を獲得
初陣でのドローを経て、ホームで勝点3を奪い、順位も3位に浮上。就任2戦目での初勝利でワールドカップ本大会出場の切符を掴んでみせた。
アンチェロッティのニュースが出た時に鈴鹿のチームに所属しているブラジル選手に「どうなのか?」と聞くと、嬉しそうな顔で「これでワールドチャンピオンになれる!」と喜んでいた。
サンパウロの知人の日系人に電話をすると、破格の年俸、契約金に少し「どうなんであろう!?」と不安気味だった。果たしてブラジル国内でプレーしている良い選手を見つけられるのか? さらに欧州の選手のモチベーション。裕福になっている選手がW杯優勝に向かって貪欲さを出せるのか? 本当に変わるのか? という不安を口にしていた。
サッカーに詳しいブラジル人は、「きっと彼は良いマネジメントをするだろう」「予選は心配しなくて良い」という感じであった。
CBF(ブラジルサッカー連盟)としては、予選突破を見据えたオファーというわけではなかったはずだ。やはりアンチェロッティのミッションは、「ワールドカップでブラジルを優勝させる」という事だと思う。