アルビレックス新潟は６月25日、J１第15節で川崎フロンターレと敵地で対戦し、１－３で敗れた。

　新潟は23日に樹森大介監督の契約解除、および入江徹コーチの新監督就任を発表。新体制での初陣となった川崎戦では、前半にセットプレーなどから２失点し、後半は攻勢を強めたものの、フィニッシュの精度を欠いて１点が遠かった。

　そして90＋１分に３点目を決められ、終了間際の90＋５分に奥村仁のゴールで１点を返したが、反撃はここまで。２連敗となった。

　18位と低迷する新潟にとって、新指揮官の下、降格圏脱出のきっかけとしたい試合だったが、思うような試合運びはできず。入江監督も「しっかり前回の反省を生かして、修正して臨んだんですけど、同じようなエラーから、相手にフリーキックを与えて失点してしまったり、修正ができなかったのは、僕自身もまだまだ甘かった」と反省の弁を口にした。
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　また２－３で敗れた前回の福岡戦を例に出し、「前回はビルドアップでのミスから失点があった」と振り返ったうえで、「今回も直接ではないんですけど、奪われ方が悪かった」と課題を修正し切れなかったと強調した。

　ただ、監督に就任してまだ数日。「準備段階では、前への意識を選手たちに全部が全部、植え付けられたかは正直難しかった」と率直な思いを述べつつも、「決め切るところや、決定機の回数を増やせるかといったところを、今後も意識してやっていきたい」と述べた。

　新潟は次戦、29日に第22節で町田とホームで対戦。川崎戦で改めて露呈した課題を改善し、３試合ぶりの勝利なるか。

取材・文●手塚集斗（サッカーダイジェストWeb編集部）

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