日本代表は６月８日に行なわれる北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第10節で、インドネシア代表と対戦する。

　この一戦に向けて、緊急事態が発生した。０－１で敗れた５日のオーストラリア戦後、町田浩樹と渡辺剛の両DFが怪我で離脱したのだ。

　これで３バックの候補は、関根大輝、高井幸大、瀬古歩夢、そして初招集の鈴木淳之介の４人だけとなってしまった。

　関根はオーストラリア戦でフル出場しており、初出場どころか初先発の可能性が出てきたのが湘南ベルマーレの鈴木淳之介だ。

「滅多にないチャンス。そのチャンスを掴むために、自分の価値をしっかり出して行きたいなと思います」

【画像】日本代表のオーストラリア戦出場16選手＆監督の採点・寸評を一挙紹介！ 最高点は対人の強さを発揮したCB。代表デビュー組の評価は？

　そう試合に向けて意気込みを語った21歳は、ここまでの代表活動で手応えを感じているようだ。

「しっかりと自分のプレーで出して、ぶつけてやってるので、そのリターンがどう転ぶのかをちゃんと見極めながらやってるので、レベルの高い選手としっかりピッチでいい関係が築けていると思う」

「やれないことはない。あとは自分のメンタルだったり、そういうところに負けずにやっていきたい」

　ボランチからDFにコンバートされて才能が開花し、代表入りを果たした新進気鋭は、「何が起こるか分からないなぁ」と本音をこぼしつつ、「インドネシア戦で自分がどういうふうなプレーできるかが大事だと。そこに集中したい」と顔を引き締めた。

　３バックの左でスタメンか。大抜擢に注目が集まる。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部）

【記事】「がっかりしたよ」欧州名門主将が日本人エースの退団に本音「僕らの主役だったのに…」

【記事】「この日本人、どこから来たんだ」「めちゃくちゃ叩かれた」28歳の日本人"SB"が欧州で驚異の14G14A！不甲斐ない半年からなぜ覚醒できたのか「めっちゃ大事だなと…」

【画像】絶世の美女がずらり！ Ｃ・ロナウドの"元恋人＆パートナー"たちを年代順に一挙公開！