韓メディア『SPOTV News』は６月６日、韓国代表DFの"明るい未来"の可能性を報じた。

　そのDFとはバイエルンに所属するキム・ミンジェ。2024－25シーズンのブンデスリーガで27試合に出場（２得点）し、優勝メンバーの一員となったものの、個人パフォーマンスは決して褒められるものではなかった。

　それは『SPOTV News』も否定せずに、「キム・ミンジェはミスで６度も失点を許し、欧州５大リーグおよびチャンピオンズリーグで最も多いミスを記録したCBだった」（スカイ・スポーツ）、「序盤戦は安定していたが、以降は下落傾向にあった」（Sport 1）など、ドイツメディアによるシーズン査定を紹介している。

　移籍総合サイト『transfermarkt』での選手評価額も4500万→4000万ユーロにダウンし、『ビルト』紙が「バイエルンが3500万ユーロの値札をつけた」と報じるように、キム・ミンジェへの風当たりは強まるばかりだが、『SPOTV News』によると、これをきっかけに「移籍説に本格的に火がついた」という。安価になったがゆえに、他クラブからの引きが強まったという見解だ。

　同メディアはこう伝えている。

「まずリバプールがキム・ミンジェをトレード要員として検討中というニュースが報じられた。ドイツメディアのフースバルトランスファーによれば、バイエルンはリバプールのコディ・ガクポを望んでいる」
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　リバプールにとっては割に合わない話にも聞こえるが、同メディアは続ける。

「リバプールだけではない。英メディアのギブ・ミー・スポーツは『ニューカッスルがキム・ミンジェの獲得に大きな関心を示している』とし、『エディ・ハウ監督が守備強化の必要性を強調しており、キム・ミンジェのエージェントとも接触中』と伝えた」

　その真偽はともかく、『SPOTV News』の受け止めは至ってポジティブだ。

「プレミアリーグ移籍が実現すれば、これはただの移籍以上の意味を持つ。韓国人ディフェンダーが世界最高の舞台の一つであるプレミアリーグで、レギュラーとして活躍することは稀だからだ。もしニューカッスルやリバプールのようなチームで活躍することになれば、キム・ミンジェは単なるアジア人選手を超越だ。グローバルエリートセンターバックとして位置づけられるだろう」

　ブンデスリーガで評価を落としたCBが翌シーズン、プレミアリーグの強豪クラブで活躍する──。少々希望的観測にすぎる気もするが、はたして。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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