「これだけ練習で下手やのに、なんで試合でこんなに点を決めれるんやろう」
ザルツブルク時代のハーランド。当時から桁違いだった。(C)Getty Images
今年1月、奥川雅也が京都サンガF.C.に戻ってきた。30歳を前にして10年ぶりの復帰である。
奥川はプロ1年目の2015年にサンガから、レッドブル・ザルツブルクに活躍の場を移して以降、オーストリアとドイツを転戦。リーフェリング、マッテルスブルク、ホルシュタイン・キール、ビーレフェルト、アウグスブルク、ハンブルクと計7つの海外クラブを渡り歩いた。
発見、歓喜、挫折、怪我――。様々な経験を経て、プロキャリアの原点で再出発する29歳は、異国で何を感じ、そして今何を思うのか。インタビューで胸の内に迫った(第2回/全6回)。
【#1】「自分自身が1番びっくりしました」奥川雅也も驚いた京都復帰。なぜ海外挑戦に区切り?この10年で何が変わった?
――◆――◆――
ザルツブルクに加入したのは、高卒1年目の6月で、19歳の時。かなりの若手のように思えるが、必ずしもそうではない。「ピッチ内外で、日本と比べて驚いた、印象的な出来事」を奥川に尋ねると、こんな答えが返ってきた。
「最初にザルツブルクに行った時、自分より若い選手ばっかりで、普通に16歳とかの選手がいました。みんな粗削りなんですけど、試合になるとめちゃくちゃ活躍するので、勝負強さは、日本にいた時とは全く違うなと感じました。『これだけ練習で下手やのに、なんで試合でこんなに点を決めれるんやろう』とずっと思ってやっていたので、そこが1番驚きましたね。
ピッチ外のところで言えば、良くも悪くもサッカーにあまり固執しない生活というか。オフになればお酒を飲むし、友達と夜まで遊ぶし、『人生をめっちゃ楽しんでるな』と感じました。それがやっぱ、『サッカーの練習になった時に、100%で臨めるメンタルの持ち方なのかな』というのは、すごく感じましたね」
奥川はプロ1年目の2015年にサンガから、レッドブル・ザルツブルクに活躍の場を移して以降、オーストリアとドイツを転戦。リーフェリング、マッテルスブルク、ホルシュタイン・キール、ビーレフェルト、アウグスブルク、ハンブルクと計7つの海外クラブを渡り歩いた。
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「最初にザルツブルクに行った時、自分より若い選手ばっかりで、普通に16歳とかの選手がいました。みんな粗削りなんですけど、試合になるとめちゃくちゃ活躍するので、勝負強さは、日本にいた時とは全く違うなと感じました。『これだけ練習で下手やのに、なんで試合でこんなに点を決めれるんやろう』とずっと思ってやっていたので、そこが1番驚きましたね。
ピッチ外のところで言えば、良くも悪くもサッカーにあまり固執しない生活というか。オフになればお酒を飲むし、友達と夜まで遊ぶし、『人生をめっちゃ楽しんでるな』と感じました。それがやっぱ、『サッカーの練習になった時に、100%で臨めるメンタルの持ち方なのかな』というのは、すごく感じましたね」
圧倒的な活躍を見せていたチームメイトの1人がアーリング・ハーランドだ。現在はマンチェスター・シティでゴールを量産している新時代の怪物は、文字通り規格外だったようだ。
「もう既に怪物でした。正直、最初は…手を抜いていたのか分からないんですけど、キャンプの時とかはあまりパッとしなかったので、『どんな感じなんやろう?』って思っていました。でもリーグ戦が開幕したら、100%の力を出さないで50%でやっても毎回ハットトリックとか。相手を右手で抑えて、左足でシュートがもう形になっていましたし、右手で抑えられたら誰もボールに触れない状況だったので、ちょっともう頭4つぐらいは抜けていたんじゃないですかね。
あの衝撃は日本ではそうそう経験できないなと思いましたね。(自分が一緒にプレーした2019年)当時19歳で既にフィジカルが完成していたので。スピードもありましたし、ゴール前の勝負強さもあの時からワールドクラスでした。それを同じチームで体験して、『ザルツブルクってすごいクラブだったんだな』って今、感じますね」
ただそんなハーランドも、ピッチを離れれば1人のティーンエイジャーだった。
「陽気な19歳です。そこら辺は日本の10代の人たちと変わらないような感じでしたね」
【レア画像】超名門本拠地の普段は見られない場所も!ピッチ上とは違う表情…サムライ戦士のスタジアム入りショット!イヤホンはワイヤレス派?コード派?
「もう既に怪物でした。正直、最初は…手を抜いていたのか分からないんですけど、キャンプの時とかはあまりパッとしなかったので、『どんな感じなんやろう?』って思っていました。でもリーグ戦が開幕したら、100%の力を出さないで50%でやっても毎回ハットトリックとか。相手を右手で抑えて、左足でシュートがもう形になっていましたし、右手で抑えられたら誰もボールに触れない状況だったので、ちょっともう頭4つぐらいは抜けていたんじゃないですかね。
あの衝撃は日本ではそうそう経験できないなと思いましたね。(自分が一緒にプレーした2019年)当時19歳で既にフィジカルが完成していたので。スピードもありましたし、ゴール前の勝負強さもあの時からワールドクラスでした。それを同じチームで体験して、『ザルツブルクってすごいクラブだったんだな』って今、感じますね」
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