【J1採点&寸評】名古屋×川崎|役者揃い踏みの川崎が圧倒! 名古屋の及第点は新戦力ふたりのみ

2016年07月09日 本田健介(サッカーダイジェスト)

名古屋――扇原は自慢のフィードで攻撃に厚みを加える。

【警告】名古屋=矢野(35分)、ハ・デソン(45分) 川崎=なし
【退場】名古屋=イ・スンヒ(84分)
【MAN OF THE MATCH】小林 悠(川崎)

[J1・第2ステージ2節]名古屋0-3川崎 7月9日/パロ瑞穂
 
【チーム採点・寸評】
名古屋 5
小倉監督が「完敗」と語ったように、前半に先制を許すと、後半は試合を支配された。格の違いを見せ付けられたゲームだった。
 
【名古屋|採点・寸評】
GK
1 楢崎正剛 5.5
どれもセーブをするのは難しいシュートで3点を失った。後方から声を張り上げて周囲を鼓舞するも結果には結びつかなかった。
 
DF
19 矢野貴章 5.5
前半に2度、車屋にスピードで置き去りにされた。それでも26分にはお返しとばかりに右サイドを突破し、野田の決定機を演出。その後は守備でも奮闘したが……。
 
5 大武 峻 5.5
前半は1失点も小刻みにパスをつなぐ川崎の攻撃にしぶとく対応した。しかし後半は後手を踏む回数が増えた。
 
2 竹内 彬 5
クリアミスが見られるなど前半から不安定な出来。1失点目の場面では小林に競り負け、2失点目は大久保に前に入られた。
 
33 安田理大 5.5
扇原のフィードを受けて何度かオーバーラップを見せるなど、左サイドで攻撃のリズムを作った。ただ、36分には小林に裏を取られて失点の原因となる。
 
MF
10 小川佳純 5.5
右サイドから中央に移動し、シモビッチにラストパスを送った。前半にハ・デソンとのワンツーでカウンターに入ったシーンではシュートまで持ち込みたかった。
 
15 イ・スンヒ 5
中盤の狩人は積極的に前に出て、川崎にプレッシャーをかけた。しかし、後半は中盤が間延びした影響で後追いが増え、83分には中村へのタックルで一発退場に。
 
31 扇原貴宏 6
持ち味のロングフィードの精度が冴え渡っていた。左右の味方にピタリと合うパスを供給し、チームに新たな攻撃の形をもたらした。
 
18 野田隆之介 5.564OUT
扇原と呼吸が合い、フィードを受けて左サイドを何度か崩しにかかった。が、決定的な仕事はできず。26分の矢野のクロスに合わせたヘッドは決めたかった。
 
8 ハ・デソン 668OUT
序盤は目立たなかったが、徐々に存在感を発揮。ワンタッチでシンプルに味方につなぎ、ターンの鋭さもあった。
 

次ページ名古屋――負傷明けのシモビッチは精彩を欠き…。

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