「長すぎる。やっと抜けた」ついに手にした勝点3。FC東京の長友佑都は安堵の表情も油断なし「気を抜いたらまた苦しい時期がくるかもしれない」

2025年04月26日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

9試合ぶりの白星

G大阪戦で久々の先発出場を果たした長友。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

「長すぎる。やっと抜けた」

 久しぶりの勝利を手にした後、長友佑都は第一声、こうつぶやいた。

 FC東京は4月25日、J1第12節でガンバ大阪と国立競技場で対戦。3-0の完勝で9試合ぶりに白星を手にした。

 前半は攻守が激しく入れ替わる展開のなかで、お互いに1点が遠く。それでもFC東京は86分、途中からピッチに立った俵積田晃太の個人技での一発で先手を取ると、90分には途中出場の高宇洋の見事なコントロールショットで2点差に。さらに90+4分にも、相手のオウンゴールでダメ押しの3点目を挙げた。

 3月15日の第6節、アビスパ福岡戦以来の先発で、攻守にアグレッシブなプレーを披露して勝利に貢献した長友は、記者陣の前に姿を現すと、どこか安堵の表情を浮かべ、次のように試合を振り返った。
【動画】指揮官も驚愕!俵積田晃太の長距離ドリブル弾!
「本当に良い守備から入ろうということは言っていたので、とにかく綺麗なサッカーじゃなくても泥臭く、球際を戦って、そこから入らないと勝利を手にすることはできないということをみんなで言いながら入った。そこは本当に体現できたし、それがボディブローのように効いて最後、仕留められたなと思う。これを継続しないとだめですね」

 38歳のベテランDFが手応えを感じたのは守備で、「良い守備からですよね、やっぱり。守備的な守備ではなくて、攻撃的な守備ができた」としつつも、「そこから自分たちのリズムを作って、前半も良い攻撃ができていましたし、そこでもうちょっと早めに点を取って、仕留められるようにならないと」と課題も口に。

 長い期間を耐え抜き、やっと手にした勝点3。それでも長友は「ここで気を抜いたらまた苦しい時期がくるかもしれないんで、切り替えないとだめですね。1勝しただけなので次また、中3日で試合があるので、また切り替えて頑張ります」と気を引き締めた。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

【画像】ゲームを華やかに彩るJクラブ"チアリーダー"を一挙紹介!

【記事】「信じられない経験をした」F・トーレスが日本時代を回想!「だから1年しか滞在しなかった…」

次ページ【動画】指揮官も驚愕!俵積田晃太の長距離ドリブル弾!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事