【J1展望】広島×磐田|広島が新システムで第1ステージ敗戦の雪辱を狙う

2016年07月01日 サッカーダイジェスト編集部

広島――2トップ・1ボランチの新システムが機能。

故障者/広島=水本、青山、佐々木、森﨑浩、ミキッチ、宮原、大谷、川﨑 磐田=小川大、清水、荒木 岩元 カミンスキー 
出場停止/広島=なし 磐田=なし

J1リーグ・2ndステージ1節
サンフレッチェ広島 – ジュビロ磐田
7月2日(土)/19:00/エディオンスタジアム広島
 
サンフレッチェ広島
1stステージ成績: 4位 勝点29 8勝5分4敗 32得点・18失点
 
【最新チーム事情】
●宮原、大谷ら若手DFも負傷。台所は火の車に。
●2トップ・1ボランチの新システムが機能。
●P・ウタカは現在、13得点・5アシスト。シーズン20得点・10アシストも夢ではない。
●現在6アシストとランク1位タイの柴崎だが、「2アシストよりも1得点」とゴールに意欲。
 
【担当記者の視点】
 カウンターを食らう確率が高くなってしまうのは仕方ないにしても、引いてブロックを敷く相手を破壊する迫力は、確かに2トップ・1ボランチというシステムには存在する。それは甲府戦での見事なコンビネーションゴールでも証明された。相手にボールを持たれる局面にしても、佐藤が運動量を発揮して限定する仕事を怠らなかったが故に、カウンター時以外で危険なシーンはほとんどなかった。
 
 ただ、磐田は甲府よりもポゼッション能力は高く、小林というJトップクラスのパッサーがいる。さらに負傷から復帰してきた松井もいるとなれば、5-3-2の守備ブロックがしっかり機能しないと厳しくなるのは疑いない。
 
 第1ステージでは名波監督の広島対策にハマり、敗戦を余儀なくされた。だが、あの時とはP・ウタカや柴崎、そして佐藤らのコンディションが違う。U-23代表の代表活動に参加した浅野が中2日の日程となってしまったのは厳しいが、宮吉や茶島、さらに皆川も練習から好調を維持。攻撃陣の厚みは増したと見ていい。

次ページ磐田――新助っ人が広島の強力アタッカーをどう封じるか。

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