U-17W杯の出場権獲得なるか。オーストラリアとの大一番、日本のキーマンは“神出鬼没な16歳”【U-17アジア杯】

2025年04月10日 サッカーダイジェストTV編集部

グループステージの突破条件は?

吉田はUAE戦で2ゴール。(C)AFC

 サウジアラビアで開催中のU-17アジアカップで、日本は世界行きの切符を掴めるか。

 48か国で争われるU-17ワールドカップのアジア枠は開催国のカタールを除く「8」。U-17アジアカップのグループステージさえ突破(2位以内)できれば本大会の出場権を獲得できる条件下で、2試合を消化した日本は1勝1分でグループBの首位に立つ。しかし、現在の順位は1位が日本(勝点4/1勝1分け/5得点・2失点)、2位がUAE(勝点3/1勝1敗/3得点・4失点)、3位はベトナム(勝点2/2分け/2得点・2失点)、4位はオーストラリア(勝点1/1分け1敗/1得点・3失点)となっており、日本以外の3か国にも2位以内確保のチャンスがある。

 現地時間4月10日18時キックオフ(日本時間4月11日0時キックオフ)のオーストラリアとの大一番で、日本は引き分け以上で他カード(ベトナム対UAE)の結果に関係なくグループステージ突破に。またオーストラリアに4点差以内で敗れ、さらにUAEとベトナムが引き分ければ、日本は準々決勝進出となる。
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 日本がグループリーグ敗退となるケースは次のパターンだ。ひとつは、オーストラリアに敗れ、他方でUAEかベトナムが勝つ。もうひとつは、オーストラリアに5点差以上で敗れ、UAE対ベトナム戦が引き分け。結局のところ、負けなければ他カードを気にする必要はないのだ。

 UAEとの初戦、続くベトナム戦をいずれも3-4-2-1システムで戦った日本のキーマンは、その頂点を担う吉田湊海(鹿島ユース)だろう。なにしろ、神出鬼没の動きで2試合計3ゴールと10番に相応しい結果をここまで出しているのだから。

 2024年は日本クラブユース選手権(U-18)とプレミアリーグEASTでいずれも得点王に輝いた16歳のストライカーがオーストラリア戦で大仕事をやってのけるかに注目だ。

 今大会の日本はここまで不用意な形で2試合とも失点しているので、負けないためにはゴールが不可欠。その意味でも、吉田の出来はチームの運命を左右するはずだ。

構成●サッカーダイジェストTV編集部
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