「日々攻撃の練習はやっている」横浜FMは3戦連続無得点…指揮官が強調する懸命なトレーニングの成果を早急に示したい

2025年04月05日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

「問題点はファイナルサードの質」

ホーランド監督が東京V戦を振り返った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 19位の横浜F・マリノスは4月5日、J1第9節で15位の東京ヴェルディとホームで対戦。最後まで思うような攻撃ができず、0-0のドロー決着となった。

 守備では無失点に抑えた一方、攻撃では3試合連続で無得点。ボールを持ててもなかなか前進できず、前線に入れた縦パスもわずかにズレるなどミスが目立ち、植中朝日には収まらない。パスコースが見つからずGKまで下げるも、結局そこから上手くビルドアップを展開できないシーンが何度も見られた。

 後半は多少、好機を生み出せるようにはなったが、最後までそのチャンスを活かせないまま、スコアレスでタイムアップ。横浜FMは3戦未勝利で降格圏脱出とはならなかった。

 スティーブ・ホーランド監督は、「選手たちは文句の言いようのないくらい、本当に全てを出し切ってくれた」と選手を称えたが、「まだ問題点はファイナルサードの質」と、改善し切れない崩しの課題に触れ、悔しさを露わにした。
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 得点を奪えない状況が続くチームの現状には、「これを言うと、でしょうねという感じになると思いますが、どのようにお答えしていいのか…」としつつ、こう語った。

「選手に聞いていただいてもいいんですが、本当に日々、攻撃の練習はやっています。これをとにかく続けていくことだと思う」

 そして、「自分たちが改善しなければいけないことは、もうわかっている。明らかになっている問題点の得点の部分だ」と強調した。

 ここまで1勝4分3敗と白星は一度のみで、苦しいシーズンの序盤戦となっている横浜FM。得点力改善に向けて試行錯誤を重ねていると指揮官が話すトレーニングの成果を少しでも早く示したい。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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