［北中米W杯アジア最終予選］日本 ２－０ バーレーン／３月20日／埼玉スタジアム2002

　３月20日に行なわれた北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第７節で日本代表はバーレーン代表と埼玉スタジアム2002で対戦。苦戦を強いられながらも、鎌田大地と久保建英のゴールで２－０と勝利し、８大会連続の本大会出場を決めた。

　２点目を決めた久保が、５－０で大勝した第２節の時と比べて「別物だった」と驚嘆したように、バーレーンのレベルは格段に上がっていた。

　そうだとしても、少々やられすぎではないかと気になったのが、瀬古歩夢が担った３バックの右だ。簡単にかわされるシーンが散見され、不安定さを露呈した。

　25日のサウジアラビア戦では、思いきって高井幸大か関根大輝を試してほしい。日本代表での経験は浅いとはいえ、若手はたった数試合でも大きく化ける可能性がある。

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　ただ、W杯優勝を目ざすのであれば、やはり冨安健洋が必要になるのではないか。度重なる怪我で、アーセナルでは今季６分間の出場に留まり、長期離脱が続いている。
　
　日本代表は昨年６月から遠ざかり、最終予選には一度も招集されていない。それでも、コンディションさえ良ければ、ワールドクラスのアタッカーでも封じられる技量を持っているのは、周知の事実だ。ビルドアップや攻撃に参加する能力も高く、３バックの右でこれ以上の適任者はいない。

　すぐに戻ってくるのは難しい。それでも世界の強豪に勝つにはこの26歳が必要だ。バーレーンを見て、改めてそう痛感した。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部）

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